午前中に植物画でお世話になっている先生に額縁を届けにエーザイの内藤記念くすり博物館に出かける。
この博物館はエーザイ製薬の工場に隣接しためずらしいくすりの博物館だ。
くすりの歴史はもとより、薬草植物の研究機関でもある。
このくすり博物館の主任学芸員の逸見先生が、植物画を描かれる。
先生とのお付き合いはかれこれ10年以上になる。
先生は博物館で植物画教室を開いてみえて、たくさんの生徒さんが先生のもと植物画を学ばれている。
生徒さんのひとりは、鳥取でご主人とスローライフを楽しみながら、趣味の植物画をご近所の友人に教えておられる。
ありがたいことに、近くに額縁屋がないこともありわざわざご注文を頂いている。
植物画はボタニカルアートと呼ばれ、イギリスで生まれた細密画だ。
植物図鑑などに見られる絵画がこの分野になる。
植物学者である先生の作品はペンに彩色を施し、植物の学名を入れ、作者のサインを記す植物図鑑のスタイルだ。当然実際の植物を忠実に描かなければならない。
繊細の美しい線とやさしい色彩が魅力であろう。この神経を使う作業に、興味をもち描く方は多い。人はひとつにものに取り組む姿は美しいものだ。
まさに職人の境地を味わえる瞬間でもある。
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