新年最初の映画館での鑑賞に、シャーリーズ・セロン&セス・ローゲンのラブコメ「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」を選びました。
今回のラブコメは、監督はウォームボディーズやフィフティ・フィフティのジョナサン・レビンで、シャーリーズ演じる才色兼備の国務長官シャーロットとうだつの上がらない過激な三流ジャーナリストで幼馴染のセス演じるフレッドの恋物語をコミカルに描いてます。
アメリカが舞台で、女性大統領候補としてチャンスを掴もうとする国務長官と頭はいいのですが、正義感が強く暴走気味のジャーナリスト。好対照の二人が実は両想いであったというのが本作の肝です。また、無能な大統領や金銭欲だけの実業家など、今のアメリカをブラックユーモアに下ネタまで駆使して風刺と爆笑の渦に巻き込んでいく、テンポの良いラブコメです。
映画ファンの中には、ラブコメを否定的に観る人も多いですが、ラブコメって行き着く先が決まってるから面白くないとの意見もあるかと思います。しかし、僕にとってはラブコメは欠かせないジャンルで、カットやセリフで笑いを誘うコメディーの中に、ホンワカな恋模様が加わることで、心がとっても温まるのです。
今回の作品は、そんな要素がつまりに詰まったお腹がいっぱいにあるラブコメでした。