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DVD ふたりの女王 メアリーとエリザベス

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーがスコットランドとイギリスの王妃を演じた「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」です。

16世紀の英国を生きた二人の女王、エリザベス1世とスコットランド王妃メアリー。二人の女王の数奇な運命をマーゴット・ロビーとシアーシャ・ローナンが演じて話題となり、絢爛さと女王の美しさが際立ち、アカデミー賞の衣装とメイクアップ部門にノミネートされてます。

先ずは、二人の女王の複雑な関係を知ると面白いので簡単に説明すると、二人の女王の父親が、暴君として有名なヘンリー8世。2番目の妻アンとの間に生まれたのがエリザベス1世で、アンがヘンリー8世に処刑されたことで側室の娘となってまいます。その後にヘンリー8世が亡くなり、即位した長女のメアリー1世が亡くなりエリザベスが王妃となります。一方スチュアートメアリーは、ヘンリー8世の姉の孫で王位継承権を持ってました。メアリーは、フランス王フランソワ2世の王妃でしたが、スコットランドに帰国しスコットランド女王となります。

今回の作品は、ここからスタートします。イギリスとスコットランドの併合を目論むエリザベス1世、そこから二人の対立の系譜が側近の男たちを巻き込んで展開していきますが、今回が監督初デビューとなり、イギリス演劇界で脚本家で活躍してきた女性ジョージ・ルークが、同性愛という新しい解釈を加えて、二人の女王の関係をドラマチックに脚色していて面白い内容でした。それも二人の女王を演じたシアーシャとマーゴットの魅力があってこそ、僕にとっては、個性的な現代女性を演じてきた二人にイメージとはまったく異なる重厚感と可憐さがあり、姉妹愛も含めた女性監督らしい解釈にふさわしい見事な演技でした。

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