メリル・ストリープが実の娘と親子役で共演した映画「幸せをつかむ歌」を観賞
メリル・ストリープ演じるリッキーは、20年前に家族を捨ててロックバンドの夢を求めてロスの小さなライブハウスで演奏を活動を続けている。そんな時に元夫から娘のジュリーが離婚から自殺しかけたとの連絡が入り、20年ぶりの再会に戸惑いながらインディアナポリスに向かうことに。娘のジュリーを何とか立ち直らせようと努力するが、その距離は縮まらず、リッキーは、得意の音楽で彼女を立ち直らせようと決意する。
彼女に偏見を持つ長男の婚約者家族や再婚した妻との確執、次男のゲイ告白など、娘以外に様々な問題が降りかかっても、ロックな彼女の生き方に家族の絆が深まっていく様をスタンダードなロックナンバーと共にリズミカルに進むストーリーが心地よく、メリル・ストリープのボーカルとスタイルも様になっていって、新しい彼女を発見し楽しい作品でした。
親子共演を果たした娘のメイミー・ガマーの離婚と自分を捨てた母親への思いが複雑に絡んだ姿を好演してます。
ライブシーンやミュージカル仕立ての演出など、音楽が心の琴線にふれる素敵なヒューマンコメディです。