映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、野村萬斎、宮迫博之共演のミステリー作品「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」です。
狂言師として、またシェークスピア劇や映画などの役者としても評価の高い野村萬斎とお笑い芸人にして俳優としても評価される雨上がり決死隊の宮迫博之が、元漫才コンビとして、誘拐事件に絡む未解決の連続殺人事件の謎を解くサスペンス作品です。
脚本は相棒シリーズの古沢良太、監督はデスノートシリーズの金子修介で、主演の野村、宮迫のほかに、関ジャニの安田章大、木村文乃、杉咲花など豪華なキャスティングです。
物語は、ピアノ講師の誘拐により、封印していた触れることで過去の記憶が蘇るスキャニングを駆使して事件を解決していく筋書きですが、野村と宮迫の特殊なコンビぶりが笑いを誘い、事件が佳境に差し掛かるとロマンチックなサスペンスに惹きつけられます。
最近、ドラマ、映画での神の舌を持つ男や、NHKドラマのスニッファー嗅覚捜査官など五感に特殊能力を持つ男を主人公の作品が出てきましたが、その少し魁的作品として比較観賞してみると、違う楽しみ方ができるかもしれません。