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映画 罪の声

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小栗旬と星野源が共演で話題のヒューマンミステリー作品「罪の声」を鑑賞

今回の作品は、関西で起こった未解決事件のグリコ森永事件をベースにした塩田武士のミステリー小説をベースに映画やドラマでヒット作を生み出している野木亜紀子が脚本、ビリギャルや今会いに行きますなどの映画やヒットドラマを手掛ける土井裕康が監督を務めています。

物語は、小栗旬演じる新聞記者の阿久津が昭和最大の未解決事件の担当することなり、取材を続ける中で脅迫テープの声に使われた三人子供の行方を辿ることに、その中の一人である星野演じる紳士服店店主の曽根と共に残り二人の姉弟の行方を探すうちに事件に隠された悲劇が浮かび上がっていくというもの。

グリコ森永事件をベースに子ども達が背負ってしまった罪の声を大胆な仮説に立って詳細にかつ壮大なドラマとして描かれていて見応え十分な作品で、地味な役柄を小栗と星野が幼少期の頃の記憶にない事件を真摯な眼で捉えながらグイグイと引き込まれる演技に好感を持ちました。事件の鍵を握る役を演じた梶芽衣子と宇崎竜童の渋い演技も良かったです。

グリコ森永事件と言うと犯人に一人としての似顔絵となった狐目の男が印象に残っていますが、この作品にとっては序章に過ぎず事件の核心は、当時の時代性に大きく影響されています。そこがドラマの壮大さの要因となっています。原作を読んでない僕でも、映画を通じて原作の深みを感じさせる作品です。

各世代で感じるところが、異なる映画だと思いますが、日本映画の名作になりうる作品だと思います。

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