昨日は、日本中が、そして世界が歓喜した日でしたね。平昌五輪フィギュア男子。羽生結弦選手が連覇の金メダルの快挙。宇野昌磨選手も銀メダルと日本人選手の金銀、ワンツーフィニッシュ。もはや、プレッシャーの弱い日本人のイメージは完全に覆りました。
羽生選手のすごさは何か?誰もがいろいろと感じる部分があると思いますが、ケガをしてもなお、オリンピックの大舞台に照準を合わせ、金メダルを獲るという強い意志と前回ソチのフリー演技でのリベンジにオリンピックの魔物さえも味方につけ、ライバルたちをも味方につけてしまう包容力を兼ね備えていることに、羽生結弦の強さの秘密があると思います。
金メダルをとる強い意志の裏には、ケガをしている期間に何をなすべきか、トレーニングの方法においても群を抜いており、関係者や解説者の証言から明らかです。
僕は、最強のライバルであるアメリカのチェンのショートでの失敗で、ほぼ決まったと思いました。後は、ソチでのリベンジと言ったフリーでの演技を確実にこなすだけ、そして宇野選手の最終滑走という運を味方に、事実宇野選手が最初の4回転の失敗で、金メダルを諦めた点とチェン選手が、6本の4回転ジャンプを決めフリーで1位に輝き5位となった結果を見ても、羽生結弦の存在があってこそ、もたらされた歴史的日であったと思います。それは、同僚でもあるフェルナンデスの銅メダルをもたらしたことでも明らかではないかと思います。
世界中のファンに愛され、フィギュア界の新たな貴公子として尊敬される羽生選手。平昌オリンピックの前半を終えて時点でも、オリンピックの主役、そして、オリンピックの女神に最も愛された人は羽生結弦であるのは間違いないと思います。