65オヤジのスタイルブック

映画ベルリンファイル

あの、スパイ映画の名作「シュリ」から14年。また、韓国でスパイ映画の傑作が誕生しました。

スパイが暗躍するベルリンを舞台に繰り広げられる今回の作品ベルリンファイル。韓国映画の永遠のテーマともいえる北と南の諜報戦が、キムジョンイルからジョンウン体制の中で繰り広げられ緊張感がリアルに感じられます。

オープニングから武器取引に絡む北と南の諜報員による銃撃戦でスタート。北の英雄でベルリンで諜報活動を行うゴーストと言われる男が妻と大使館員、新たに送られたきた諜報員との間で陰謀の渦に巻き込まれるもの。スパイ活動の全貌がつぶさに展開され、スピードとスリルに満ちた作品となっています。

アクションは、生身の体を駆使した格闘と銃撃のみながら、二重三重に仕組まれた陰謀が絡み飽きさせない内容に仕上がっています。

韓国の諜報員には、シュリのハン・ソッキュが、北朝鮮工作員ゴーストには、哀しき獣のハ・ジョンウが扮し、動と静の対照的キャラクターと妻には猟奇的な彼女のチョンジヒョンが諜報員として夫婦として揺れる女性を演じています。また、北から新たに送り込まれた男を演じたリュ・スンボムも、作品に奇異な花をそえていて際立つ存在でした。

スパイアクションの好きな方なら必見の映画です。


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