先日のローリングストーンズのドームコンサートの前に、森美術館に立ち寄り二つの美術展を観賞しました。ひとつは、ポップーアート巨匠・アンディ・ウォーホル、もうひとつは、ミレイの名作、オフィーリアを主題とするラファエル全派の作品です。
今回は、アンディ・ウォーホル美術館所蔵によるアンディ・ウォーホルの全貌を余すことなく紹介された「アンディ・ウォーホル展・永遠の15分」を紹介します。
20代の頃に最もアートで影響を受けたのがアンディ・ウォーホルです。彼の展覧会にはよく足を運びますが、今回ほどその作品や資料の膨大さにおいて右に出る展覧会はないと思います。
広告デザイナーとして活躍していた初期の繊細なペン画作品から、巨大なシルクスクリーンプリントの発端となった原画作品。ビジネスアートして、数々のセレヴィリティのポートレイト作品やマリリンなど世界の偉人や有名人を題材にしたシルクスクリーン作品や代表作のキャンベルスープやフラワーなどのシリーズ作品に、写真や私的なコレクション、彼の創造力の源ともいえるファクトリーの再現など、ウォーホルの軌跡をたどりながら、ウォーホルのすべてがわかる魅力的な展覧会です。
現代アートやポップアートファンなら必見の展覧会です。ぜひアンディ・ウォーホルをこの展覧会で目撃してほしいです。