65オヤジのスタイルブック

市民パートナーシップ法

ラスト・クリスマス
ワム!, ジョージ・マイケル
Sony Music Direct

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イギリスで市民パートナーシップ法が施行され、エルトンジョン卿とファーニッシュさんが契りを結ぶ式典(正式には結婚式ではない)を行い著名な有名人が多数参加し祝福した。

自身のドキュメンタリー映画のために来日中のジョージマイケルも先般ゲイであることをカミングアウトし、この法律に登録している。記者会見の席には、映画関係者以外の記者も参加したことで注目された。

この法律は、結婚により享受できるさまざまな権利を同性愛者にも与えるもので、法の下での平等の観点から言えばごく自然なことに思える。

先日もこの話題であるコメンテーターが、認めるが個人的には受け入れられないとの発言をしたが、一般的な価値観ではかると理解できないのだろう。また倫理観の上にたって発言しているようだが、それは単純に美意識の違いとも言える。差別とはこういったことから生まれると思っている。

同性愛の問題は、嗜好だけでははかれない。先天的な問題や環境によるところも多い。イギリスでは、全寮制の男子校が生んだとの説もある。

あのアメリカでも、ブッシュなどは法律で禁止しようとの動きもあった。アメリカでは宗教的倫理観によるものが多いが、もし神がこの世に存在し、神の悪戯と言うであれば認めることもごく当然のことに思える。

時に差別の問題は、こうした身近なところに存在するものだ。
音楽を愛する私にとって、好きなアーティストがそういった価値観を持っていることで、僕がそれを否定することは音楽性をも否定することにつながる。それは、その出会いにより影響を受けた僕自身の人生を否定することにもなる。

エルトン・ジョンやジョージ・マイケルなど有名人のカミングアウトや行動に敬意を表したい。
それは、差別に苦しむ人たちに勇気を与えてくれる存在になるからだ。

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