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65オヤジのスタイルブック

鳴門の渦潮を世界遺産に


夏季休業を利用して、淡路島、徳島、神戸と旅をしました。

淡路島では観潮船に乗り鳴門の渦潮を、徳島では祖谷(いや)の蔓(かずら)橋、神戸では六甲山からの夜景を体験しました。

今回は、鳴門の渦潮の感想を。兵庫県のあわじ市と徳島県の鳴門市の間にある鳴門海峡、そこで発生するうず潮は、世界でも有数の渦潮で、観潮船で望む渦は、迫力満点です。

僕自身渦潮と言うと、日本画家の奥村土牛氏の最高傑作「鳴門」が思い浮かびます。奥村氏は、「写生帳を出しても、そのころの汽船は渦のそばまで行くと揺れに揺れて、写生はおろか、身体をしっかり支えているのも困難なほどであった。このため後ろから家内に帯をつかんでもらい、まるで人が見たら符牒かと想うかもしれぬような写生を何十枚も描いた。そして同時に、その時の新鮮な印象を頭の中に刻みつけた。」と回想されています。

眼前の渦潮は、その力強さを肌に感じながら、青い海原をキャンバスに自然が描く白の美しさに魅了されました。

地元では、渦潮を世界遺産にとの運動が進んでます。この光景は世界遺産にふさわしいものだと僕も思います。また、富士山が自然遺産指定ではなく文化遺産指定である点でも、渦潮と南あわじ市と鳴門市にの文化的土壌を絡めても、自然遺産、文化遺産どちらにも対応できるのではと感じます。

将来このすばらしい自然の神秘が登録されることを願っています。


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