先日改装後の岐阜県美術館に「ミレーから印象派への流れ」展を鑑賞してきました。今回の展覧会は英仏海峡沿いに位置するフランスのドゥエ美術館、トマ=アンリ美術館、カンベール美術館に加えイギリスのウェールズ国立美術館から集められたバルビゾン派から印象派、新印象派、ナビ派からなるフランス近代絵画の歴史をたどる展覧会となっています。
展覧会の特徴としては、フランス中心部のコレクションとは異なる作風の作品が並んでいることです。もちろんバルビゾン派のカミーユ・コローやバルビゾン派のジャン・フランソワ・ミレー、印象派に影響を与えたブーダンに印象派のモネ、ルノワール、セザンヌ、ナビ派のドニにフォービスム派のアンドレ・ドランなの代表画家はもちろんのこと今回の展示の特徴として周辺画家や師匠の作品と普段馴染みのない画家の秀作が鑑賞できます。
会期は10月21日まで、印象派の企画の中でも一味違う展覧会ですのでお近くの方や興味のある方は是非ご鑑賞ください。