65オヤジのスタイルブック

身近な小宇宙・メナード美術館

仕事の合間に近いこともあって、メナード美術館に立ち寄ることが多いのですが、異なるテーマにより所蔵品をたびたび見る機会を得ると、その作品の奥の深さを感じます。

今回の企画展は、身近な小宇宙(コスモス)ー室内を描くと題して、静物画の作品にスポットをあてています。その作品構成の中で初公開作品としてドガのパステル画の踊り子や愛知県美術館所蔵作品が数点特別出品されています。

絵画において、静物画は風景画や人物画より下に見られていました。しかし、セザンヌの出現によりその位置づけは高くなり、現在ではその価値も高くなっています。

今回の企画展でも、ゴッホ、マチス、ピカソなど西洋絵画の巨匠の名品に、日本洋画界の先駆者の作品がずらりと並びと作品ごとに小さな宇宙が表現されていました。静物画と一言のくくりであっても、その作風は多種多彩で花や果物に花瓶やコップなどをモチーフとした静物画の基本形から裸婦を配した室内画と奥深い構成で作家の画風が顕著に表れていました。

本展は、5月11日まで。ゴールデンウイークの喧騒から離れて、寛ぎの空間を静物画と共に楽しんでみるのも一案かと思います。


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