映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、三人の刑事が織りなすクライムサスペンス「ディスクローザー」です。
本作は、一般公開されなかった作品で2013年カナダとアメリカの合作作品です。DVDの紹介記事を読んだとき、サスペンス作品として好印象を持ったので観賞しました。
内容としては、一人の刑事が飲酒の上に、自転車通行中の少年に誤って接触。動転した彼は、自らの罪を隠すために第一発見者を装い、状況を知った上司も、その事実を隠蔽します。そこにある事件をきっかけに、上司の捜査方法に疑問を持ったもう一人の刑事が、事件の隠蔽を暴き、二人に事実を公表するよう迫ります。事故を起こした刑事には、本作の脚本、制作にも加わった、ゼロダークサーティや華麗なるギャツビーに出演したジョエル・エドガートン、上司にはバイプレイヤーとして活躍する、トム・ウイルキンソン、もう一人の刑事には、ダイ・ハード・ラストデイズで息子役を演じた、ジョイ・コートニーが演じてます。
映画は、事故を起こし嘘をついた刑事と隠蔽しようとする刑事、事実を公にしようとする刑事。三者の心理状況が交錯しながら進む、サスペンスと言うよりは、ヒューマンドラマ的要素に方向が進んでいきました。
作品としては、地味ですが、刑事の家族、被害者の家族などの心理状況も加わって人間描写においては楽しめる作品ではありました。