コーヒーや緑茶をよく飲む人は、脳卒中のリスクが軽減されることが発表された。ただし、コーヒーの場合にはブラックで飲むことが大切なのですが、僕がブラックで飲むようになったのも、心筋梗塞を患ったことがきっかけでした。まさに不健康から健康への意識の変化によるものでした。
コーヒーの効用は、以前からよく話題になっていましたが、世界で一番コーヒーを飲む日本にとっても良い話題です。
コーヒーは血管の詰まりの危険因子である高血糖を下げるといわれるクロロゲン酸がリスク軽減に関与しているのかもしれないと言うことで、緑茶では、緑茶カテキンは抗凝固作用などで血管を保護するそうです。
日本人は、渋みや苦味を感じる能力が、文化的に備わっているそうです。お茶の渋みとコーヒーの苦味を好まない欧米人は、砂糖やミルクなどを用いる人も多い中で、日本人のお茶文化により、コーヒーをブラックで飲むことになれているように思います。
コーヒーを飲む習慣も、日本人独自の異文化の昇華であるように感じます。アメリカでも、ようやく緑茶の渋みがわかる人が増えているそうで、海外では、日本食の評価が高く、むしろ日本においては、欧米化による日本食の衰退も心配です。
このような嗜好品の健康評価の中で、日本の食文化も健康面から再認識する時期に来ているかと感じます。