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長くつ下のピッピの世界展 松坂屋美術館

松坂屋美術館で開催中の企画展「長くつ下のピッピの世界展」を観賞しました。
長くつ下のピッピは、世界中の子供たちに愛された児童文学で日本でもこのタイトルを耳にし、また読んだ方も多いと思います。僕も、名前は知っていましたが、その作者や内容は知りませんでしたが、タイトルと互い違いの靴下と三つ編みに編んだおさげ髪、そばかす顔のお茶目な絵に惹かれ、展覧会を観賞しました。
 
先ずは、その作者。スウェ―デンを代表する女性児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン。その著書は、世界100か国以上で翻訳され、出版部数は一億60千万部に及び2002年94歳に亡くなるまで20世紀を生き抜いた女性です。
 
今回の展覧会は、彼女の代表作の長くつ下のピッピの生原稿や挿絵原画と共にピッピの世界が広がっています。また本展のために制作されたピッピの住む大型再現模型など撮影可能エリアがあり、SNSと連動した企画になっています。
 
後半では、リンドグレーンの生涯にスポットをあて、愛用品や子供の人権や動物愛護、女性の社会進出や男性の育児参加など北欧社会に大きな影響を与えた足跡やメッセージが込められ、子供も大人も学べる場になっています。
 
長くつ下のピッピは、風邪で寝込んでいた愛娘を喜ばせようと即興で語ったことで生まれたそうです。ピッピは第2次大戦で孤児となった一人。そんな時代に自由と正義をテーマに活躍する強い女の子の活躍を目にしてみませんか。
 
きっとピッピから勇気と希望をもらえると思います。
 
 
 
 

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