22日の藤圭子さんの訃報から、連日彼女の過去や宇多田ヒカルや家族との状況が報道されてます。
今回の報道を見ると、藤圭子さんの音楽界での功績以上に、天才歌手、宇多田ヒカルを生み出した母としての存在も大きくこのような状況の報道になっているように思えます。
藤圭子さんは、僕等の世代にとっては忘れることができない歌手の一人でしたが、その後の宇多田ヒカルの登場により、あの藤圭子の娘としても彼女の存在がクローズアップされました。
しかしながら、彼女は娘の成功と共に、その存在感が薄れていく、宇多田ヒカル自身も、結婚、離婚、歌手活動停止と母と同じ道を歩んだことは、歌手としてのDNA以外にも親子としての見えない絆を感ぜざる得ません。
今日の報道でも、藤圭子さんの自殺が長岐に渡る心の病が要因になっていたことが新たに報道されました。それは、元夫の宇多田照美氏からの証言であり、かつての華やかな私生活の中で語ることができない苦悩が伺われました。それは、娘であるヒカルさんも同じであると感じます。
そう思うと彼女の現在の状況は、ごく自然なことで、これからもかなりの充電が必要だと思います。いつのしか、母から受けついた、天性の歌声が世の中を照らしてくれることを願っています。
宇多田ヒカルがコーラスを担当した「冷たい月-泣かないで」藤圭子と宇多田ヒカルの音楽性が伺われるブルージーな曲