「美鶴さんの長い妄想」それの願いは些細なそれではあった。
それは今も、何かの失意と共に、”そこ”にはある。
悪意か計略かそれはともかく、「地球人類は全てこのシステムに統制されました」的な理解の先で、一応、問題の発生は今の所、ない。面倒は少しあるが、個人的な固執の問題でしかない、かもしれない。従来のシステムでは破綻する！は、確かに恐慌と共にある、しかし。「だから」その先があるのなら、その恐慌は個人的な趣味の問題でしかない。
私の好きだったお店がこのままでは潰れてしまう！
でもその店は不正行為もしていたし、無理な経営もしてたのだ、屋号はそのままだとしても、”それ”をそのまま維持する事は出来ない。
妥当な判断ではある。
とは言え、”そこ”に有る物は、果たして無視して良い話か、それは解らない。
現状、「最後の利益」が発生してるのかどうか、それは微妙に解らない、自身がまだ維持されていると言う事はそれに該当するのか。「作者特権として、一文字１０円」これが具現化している時？自分の今の行為は日々３万円弱かの利益、それを何処かにか「発生」させている事には成る。ともかくつらつら、人力発電機を廻す様にそれだけの価値が”発生”しているのなら、「お金が無くなる！」と言うそれは、基本的には恐慌に成らない。このシステムは内需拡大それを具現化しているのだ、或いは単なる単純労働、それを続けるだけで、その場は維持されて行く。
もちろんか、今もまだ、そんな感じは、しない。気はする。
とは言え「続けている」理由には、そう言うのはある、訳だが。書かないと生活費は出ないのだ、それは最下層の仕事として接続はある。
説明する必要は無くなった、感じもある、しかし。状況が改善してるのか？と言うと…それは謎だ。経年劣化はどうしてもある、それを補修し続ける時、利益の一部はそこに消えて行って、或いはマイナスにはなる。判断ミスの様なモノもある、Windows11は、所有者に仕事と利益を与えてくれる筈では無かったか？それは勝手な要求だったろうとは思うが、今の所、それは単なる余剰なＰＣでしかない。
”雅”市場それが、80億人の人類全てを乗せても問題なく維持されうる物だ、と言うなら。他の「我々の理想が！」と言う、言えば欠落を持つそれに対しても？無言で抑止は可能な訳だ。それは通っている自覚もあるが、問題はその際の、自身のちょっとした苦笑かもしれない。
我々は優れている。
その他はそうでも無い。
ノアの箱舟程には、それは道理のある光景では無い、かも。
ともかく現状はまだ、「今まで通り」が優先されてしまっている。その結果、”ここ”は社会的な排斥の中に居る、訳だ。外の世界はどんどんと劣化し、維持し得る雇用も減り続けている。虚構的に「問題なく上手く行っている！」と、その声の後ろに”勝手に”ここの主張をパクって張り付けてる、詐術の様な真似をする位には、事態は窮乏しつつある訳だが。
それでも、「愚かな」そんな彼らを見る視線は、果たして、ではある、のだろうか。
失敗を期待されてる空気が、重い。
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