それは今更ではある。
ガンダムAGEには、そのMSデザインに大きな問題があった。
「”本当の事”をなんで描いちゃうの?」
怒られるに決まってるだろう?
とは言え、それがガンダムのMSデザイン、という物ではあり…。
個人的にガンダムAGEは、「携帯電話」関連の市場による対立を中和する為の、「認証」と言う物だった、とは思っていて。そしてその時、その中枢を成す構造には実は重大な、そしてインターネットにも通じる問題?がある、訳だ。
TCP/IPをベースにする限り「全てのデータは中央サーバーを通る」のである。
つまり、その管理者は、全てのユーザーの情報を、”盗聴も妨害も出来る”訳だ。
言えば、その権利と言うのが、あの主人公が持つ「AGEデバイス」ではあり、AGEガンダムの特徴と言うか、胸部の”黒い穴”ではある。”敵”はそれを否定し、それを駆逐せんとして戦争を起こした、そしてオリジナルの物語的には”それ”は100年を費やし倒された…とかそう言う話に成っている、が。
そう言う視点では、それは何とも腑に落ちない物言いではある。
しかし逆に、当時のユダヤ教の理解、それが実は色濃く現れた、そう言う意味かもしれない。
理解してか或いは、ともかく自分は当時の理解から、否定的な立場と共に「ガンダムAGEミラースタイル」と言う方向でストーリーの再編を試みたりしてる、が。ガンダム?と言われると、そこには大きな疑問は付き纏った。自身の再編物にしろ最後は、実は敵の全てはAIで、それは過去の妄執によるプログラムで動いていただけに過ぎない、のだ。強力な独裁者による統治こそが理想郷を創る!的な思想の結末は、そういう環境へと至り、彼らは自滅していた、ただその怨念だけが、そう言う。
”それ”は、ガンダム、「紛争解決機構として介入すべきネタ」なのか?
ともかく、商業的にはこのガンダムは、売れなかった。
自分の理解で言えば「正しくないから」だが、自分の再編が正しいか?と言うと、それはそれで疑問はある。
「隠しておくべき事はある」のだけど。
ネットワークの現実に対しても、”それ”は言えるのだろうか。
そしてこの、「”敵”は勝てない」と言う理解の果てに、実際には原爆が有るのだ、そうで無くても我々はネットワークの中枢を握ってる、それを止めれば世界その物が崩壊するが、それを管理する我々にさせる気か?それは、正しいのか。
…それでも、武器と言えば、武器ではあって。
本当の神は、”そこ”で、「何もしない」のだ。
理解では、ユダヤ教の王は、”それ”が出来なかった。