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「戦勝」とは歴史の歪曲朝鮮戦争休戦60年

2013-07-27 11:54:31 | レポート2
歴史をおさらいすれば、戦争は北朝鮮の金日成政権が中国、ソ連の支持の下、韓国を武力併合しようとして始まった。北朝鮮の突然の侵攻で韓国は南端まで攻め込まれた。米軍を中心に国連軍の参戦で反撃に転じ、今度は北朝鮮が中朝国境近くに追い詰められた。

 ここで中国軍が北朝鮮支援に乗り出し、100万の大軍を派兵し北朝鮮軍とともにソウルの南まで攻め込んだが、戦線は一進一退となり、60年前の7月27日、現在の南北境界線で休戦となった。

 ところで北朝鮮は「祖国解放戦争勝利60周年」としてしきりに「戦勝」を強調している。得意の巨大マスゲームなど記念イベントも「戦勝」一色だ。本当は韓国に対する武力統一(解放)に失敗し、さらに滅亡寸前になったところを中国に助けられたのに「勝利」といいつのっているのだ。 こういうのを歴史歪曲(わいきょく)、歴史偽造というのではなかったか。韓国は北朝鮮と中国に「謝罪と反省」や「正しい歴史認識」をしっかりと要求してほしいものだ韓国では米国など支援国に対する感謝の行事が行われている。ワシントンでもオバマ大統領が記念式典に出席するというが、韓国も60年前、敗北寸前のところを米国など国連軍に助けられたのだ

 戦争の過程を振り返れば、米軍はじめ国連軍による反撃、巻き返しは、後方基地として日本があったため可能だったことが分かる。韓国では「朝鮮戦争の特需のおかげで日本経済は復興した」とよくいわれるが、それは結果論であって、まず「日本からの後方支援のおかげで国を守れた」と考えるのが客観的な歴史認識だろう。

 米国はこれをよく認識しているから有事対策として日本には集団的自衛権の発動を、韓国には日本との各種軍事協定締結を期待するが、韓国は対日感情という国内事情にこだわりこれらに反対している。韓国政府が60年前の経験をかみしめ対日関係を「戦略的発想」で考えることを求めたい。
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