おじいさん、おばあさんのように長生きし、
『やり残したことがない』
『いい人生だった』ということであれば、
家族も諦めもつくとは思いますが、
小さな子供だと、そういう訳にはいかない。
近所の子供が病気で亡くなった。
まだ7歳にもなっていない。
この4月から、小学校に入学したが、
入学式にも、学校にも行けなかった。
お通夜、お葬式で、その子供の顔を見ると涙がとまらない。
少し口を開いたまま、冷たくなった姿を見ていると、
いろいろなことを想像してしまう。
何かを話したかったんじゃないか?
「お父さん」
「お母さん」
「お兄ちゃん」
「お姉ちゃん」
「おじいちゃん」
「おばあちゃん」
「学校に行きたかった」
「友達と遊びたかった」
「勉強したかった」
「もっと生きたかった」
「みんなと、もっといっしょにいたかった」
・・・
その子が、発したかった言葉とおかれていた状況を考えると、
やりきれない。
まだまだ楽しいこと、
おもしろいこと、
嬉しいこと、
経験してほしいことが、たくさんあったんじゃないかと思う。
最後に感じたことが、『つらいこと』と『悲しいこと』というのは、
つらすぎる・・・。