札幌・円山商店街裏手の住宅街にある「CAFE ESQUISSE(エスキス)」。青い壁の店内はギャラリーとして道内作家を中心に絵画や写真、版画、彫刻などの作品が3~4週間おきに入れ替わり展示されます。コーヒーはじめカフェメニューも味わい深く落ち着いた雰囲気で上質の時を過ごせそうです。
今日はギャラリー・カフェの「CAFE ESQUISSE(エスキス)」です。地下鉄東西線「円山公園駅」構内に「長枝和彦ガラス絵展」のチラシが掲示されており、会場は何度も前を通ったことのある「CAFE ESQUISSE(エスキス)」。外から見ていると年配客を中心にいつも人が出入りしているカフェで「どんな感じの店なんだろうと?」と関心を持って見ていました。また「ガラス絵」というのも不勉強で良く知らず丁度良い機会と訪問してまいりました。場所は「Bistro maruyama ハル」や「Cafe Rain(カフェ・レイン)」が並ぶ「円山商店街」の1本東側の通りにあります。地下鉄東西線「円山公園駅」からでは5番出口から「大通り」に出て「西18丁目駅」方向に歩きます。「フードセンター円山店」を超えた次の交差点を左折、しばらく北へ歩いた左手で「錦州寿司」の向かいです(場所)。
「CAFE ESQUISSE(エスキス)」の外観。「esquisse」はフランス語で「下絵。スケッチ。画稿。」の意味。そのこころは?
店頭には「長枝和彦ガラス絵展」ポスターとともに各種アート情報が置かれています。
店内に入ると正面が厨房でその向かいが渋いカウンター席。
厨房の背中方向にテーブル席があり、3人用丸テーブル×1、2人用テーブル×2に4人用テーブル×2。青い壁に作品が展示されています。
テーブル席を店奥側から見たところ。落ち着いた雰囲気にアートが良く似合います。作品はフラッシュを使用しなければ撮影可能です。
雑誌コーナーには作家さんの各種グッズが展示・販売されています。
アルコール及び食事メニューに・・。
飲物のメニューです。
季節限定デザートのメニューもありました。
「ブレンドコーヒー・フレンチ(深煎り・コクと深み)」税込み550円。1杯1杯丁寧にネルドリップで淹れた苦味とコクの深い味わいのコーヒー。これは美味しいです。ファンになる人続出なのかもしれません。器もコレクションです。
「黒千石茶(十勝有機黒千石大豆/ノンカフェイン)[ポット]」同600円。大豆の香り豊かな健康志向型飲料の感じです。
「葡萄と和梨のフルーツパフェ」同850円。葡萄(シャインマスカットと巨峰)にカット和梨、巨峰シャーベットの下に生クリームがグラスに詰まっており、自家製シフォンケーキ、自家製和梨のコンポート、カット葡萄(シャインマスカットと巨峰)と自家製巨峰ソースが混ぜ込まれています。季節感あるフルーツパフェです。しかも価格設定が良心的です。昔からこの地で近所の人達などに愛されてきたカフェの雰囲気です。良い感じの店で繁盛する理由が判りました。
【展示作品】
「長枝和彦ガラス展」のポストカード。
同上。
「ガラス絵」の製法や特徴が書かれています。金槌で破砕・粉砕させた板ガラスをアクリルを塗布した薄葉紙に配置し光の受け方で変わる表情を出しているとか。かなり手のかかる作品のようです。
『SCENE 2020 さくら咲く』
展示作品の写真を幾つか紹介します。仲々作品の質感・表情が伝わらない拙い写真で申し訳ありません。
『SCENE 2020 KIIRO』
『SCENE 2020 MIDRI』
『SCENE 2021 yellow』
即売品(持ち帰り可)も置かれていました。この大きさで1万円。少し心が動きましたが「どこに飾るんだ?」と狭い家を思い返してしまいました。
会計時に次回展示会のカードを頂戴しました。大体いつ来てもアート作品が楽しめるようです。
このカフェではアート作品も上質な店の雰囲気の一部を構成しているようです。香り高いコーヒーをはじめとするメニューは日常使いにもあう良心的な価格設定でつい足を運んでしまう感じです。住宅街としての円山の街に溶け込んでいるような空間とでも言えましょうか。そんな感じの良い店でした。ご馳走様でした。
「CAFE ESQUISSE(カフェ・エスキス)」
札幌市中央区北1条西23丁目1-1メゾンブーケ円山1F
TEL/FAX 011-615-2334
TEL/FAX 011-615-2334
営業時間 月-土 12:30 - 22:00/日・祝 12:30 - 21:00
休日 毎週水曜日
※コロナ感染拡大防止のため短縮営業中
(2021.9.6訪問)