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札幌・円山生活日記

「北海道神宮頓宮」

明治11年(1878年)に円山の札幌神社(北海道神宮)が積雪の為冬期の参拝に困難を極めたことから同遙拝所(現在の頓宮)として設置された「北海道神宮頓宮」。境内の狛犬は恋愛成就、子宝祈願の御利益があるとか。こちらも札幌のパワースポットです。

元日に北海道神宮に初詣に行った後で境内の狛犬の云われをネット検索している際に「北海道神宮頓宮」には北海道最古の狛犬が存在すると知りました。また札幌最古と言われる石灯籠もあるとか。そこで現物を拝観すべく松の明けないうちにお参りに行ってまいりました。 
北海道神宮のウェブサイト(http://www.hokkaidojingu.or.jp/tongu/)より

地下鉄東西線「バスセンター前駅」下車徒歩約3分で「北海道神宮頓宮」に到着。
鳥居を入ってすぐにあるのが新しい狛犬(「阿形」)。こちらは縁結びのご利益があるとか。
同じく「吽形」。
「吽形」の後ろにある「手水舎」。ここは閉鎖されておらず手を清めてお参りです。

「本殿」です。左右にあるのが北海道最古で子授・安産等のご利益ありと言われる狛犬。お参りしている人がいました。
「遙拝所 」設立の12年後の明治23年(1890年)に奉納された北海道最古の狛犬(「阿形」)です。中央の赤いものの下には子狛犬が親狛犬にじゃれついていて子供と戯れる姿から子宝祈願にご利益があると言われるようになったとか。子狛犬が寒いといけないからと誰かが冬になると毛糸で編んだものをかけているようです。
赤い毛織物をとったところ。「北海道神宮頓宮」のパンフレットより借用。画像は荒いですがイメージは判るかと。

被り物の下の子狛犬。「ごめんね」と言って顔を見せていただきます。
最古の狛犬の「吽形」。
本殿左奥にある北海道最古と言われる石灯籠。明治14年(1881年)の奉納とかで雪で良く見えませんが狛犬の上に乗っています。以上で参拝を終わり二条市場方面から帰宅しました。

「北海道神宮頓宮」設立の経緯にある「積雪の為冬期の参拝に困難を極めた」を読み、建物も衣類も防寒性が現在とは格段に劣っていた中で北海道開拓に従事された先人のご苦労に改めて感銘しました。今後も参拝の際には心に刻むこととします。ありがとうございました。

「北海道神宮頓宮(とんぐう)」
〒060-0052 北海道札幌市中央区南二条東三丁目
TEL:011-221-1084 FAX:011-221-1810
社務所・受付時間:午前9時~午後4時
北海道神宮 | 頓宮 (hokkaidojingu.or.jp)
(2021.1.7訪問)

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