円山裏参道の築80年の古民家を改装した”和”カフェ「かまだ茶寮 円山」。刺身や総菜などを酢飯と海苔で包んで食べる「円山手織り寿し」が人気の店。女性比率が圧倒的です。
南円山に居住する我が家にとって「裏参道」は生活道路であり散歩道です。地下鉄東西線「円山公園駅」から「裏参道」に出てすぐの「かまだ茶寮 円山」は頻繁に前を通っており、その魅力的な佇まいに興味深々でした。予約が仲々うまくいかず本日初めての入店となります。
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「かまだ茶寮 円山」前から見た「裏参道」。奥が大倉山ジャンプ競技場となります。
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「裏参道」から「かまだ茶寮 円山」店頭に向かう小道。一番奥の古民家風の建物が入口です。この雰囲気も味の一つなのでしょう。
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開店の11時少し前に入店し1階の席に案内されます。すでに女性客2組、その後4組が来店し女性客比率90%以上です。卓上には「円山手織り寿し」の内容、食べ方が書かれたメニューが置かれています。
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女性の店員さんに「食事は11時から、時間は90分」と告げられますが「手織り寿し」が出てくるまでグラス・ワイン(500円、税込)で時を待ちます。
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20分程で到着した「円山特上手織り寿し」。北海道の食材を中心としたおばんざい12品、お刺身4種、お肉のおばんざい3種の合計19品のおかずに、天婦羅、茶碗蒸し、酢飯、のりとみそ汁です。食後にお茶とアイスが出て2,530円(税込)。「特上」ではない「手織り寿しコース」はお肉のおばんざい3種なしのおかず16品で2,200円(税込)です。
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「円山特上手織り寿し」のラインアップ;(上段左より)「かまだ卵焼き」、「人参のハニーマスタード和え」、「サツマイモのレモン煮」、「揚げ茄子ガーリック」、(中段左より)「きゅうりのお花味噌マヨネース」、「蓮根のきんぴらズッキーニ添え」、「エリンギとブロッコリーの塩麹炒め」、「人参と大根の三つ葉結び」、(下段左より)「かぶの甘酢漬け」、「かぼちゃのほっこり煮」、「道産じゃがいものマッシュポテト」、「竹の子と絹さやの胡麻味噌」。
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続いて(上段左より)しょうゆのジュレに「北海道産たこ」、「北海道産ホタテ」、「サーモンとクリームチーズ」、「鯛の昆布締め」、(下段左より)「鴨肉のロースト」、「鶏むね肉の柚子胡椒ドレッシング」、「生ハムの青しそ&クリームチーズ巻き」。
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天婦羅はサツマイモ、いんげん、茗荷と舞茸に抹茶塩が添えられています。
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食後のお茶にアイスの黒蜜がけ。
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折角ですので追加の「ミニ・和パフェ(抹茶味)」(490円)。
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同じく「暖かい円山ぜんざい(おもち入り)」(560円)。
来店前の印象で「見た目」一杯の料理を懸念していたのですが、
おかずは一つ一つ味良く仕上がった料理で美味くできています。
ただ量的には特に男性客には物足りなく割高感はあるでしょう。
とは言え円山裏参道のロケーション、古民家風の店の雰囲気、手織り寿しの見た目の豪華さ、そして味わいの総合力で高い人気を強く裏付けます。
これを作り育てた人の卓越したプロデュース力に感服です。
大変結構で有意義なランチタイムでした。
次回娘達が札幌に来た際には是非案内したいと思いました。
ご馳走様でした。
「かまだ茶寮 円山 」
札幌市中央区南2条西25-1-31 050-5597-1866
営業時間 【火〜日】 11:00〜17:00(L.O 16:30)
※当面の間、短縮営業となります。 11:00〜15:00(L.O 14:30)
※当面の間、短縮営業となります。 11:00〜15:00(L.O 14:30)
定休日 月曜日(月曜祝日の場合は営業し、翌日定休)
*人気店なのでネットでも可能なので予約必須と思います。
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(2020.12.2訪問)