「札幌市資料館」で開催中の「資料館 de ひなめぐり」。ひな人形や布製の和小物を制作する工房グループによるひな祭りの展示会です。日本の年中行事である「桃の節句」の歴史を感じさせる古いひな人形、手作りの着物地を重ねた小さな手作り雛や変わりびな、ひな飾り、押し絵などが数多く展示されています。規模は大きくありませんが華やかで大変見応えがあります。
本日3月3日は「桃の節句」「ひなまつり」の日です。昨年も鑑賞させていただきました「資料館 de ひなめぐり」が2月28日(火)~3月5日(日)の予定で「札幌市資料館」で開催されています。今年も華やかな雛飾り等を鑑賞すべく出かけてきました。地下鉄東西線「円山公園駅」から2駅乗って「西11丁目駅」で下車、「大通公園」内を歩いて「札幌市資料館」に到着です。
本日3月3日は「桃の節句」「ひなまつり」の日です。昨年も鑑賞させていただきました「資料館 de ひなめぐり」が2月28日(火)~3月5日(日)の予定で「札幌市資料館」で開催されています。今年も華やかな雛飾り等を鑑賞すべく出かけてきました。地下鉄東西線「円山公園駅」から2駅乗って「西11丁目駅」で下車、「大通公園」内を歩いて「札幌市資料館」に到着です。
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「札幌市資料館」。札幌軟石を使って大正15年(1926)に「札幌控訴院」として建てられた歴史的建造物で平成30年(2008)3月には札幌市有形文化財に指定されました。 久々に来たので先ずは重厚な建物の見学です。
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「札幌市資料館」の正面玄関。頭上には目隠しをしたギリシャ神話の法の女神テミスのレリーフ「目隠しをした法の女神」、その下には「札幌控訴院」と右から書かれた飾り文字、左右には公平を表す秤のレリーフ「公平の秤と正義の剣」が刻まれています。
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重厚な木製のドアを開けて入った玄関ホールも札幌軟石造りです。ドアや壁、天井などの細部にいたるまで美しい作りを楽しめます。
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玄関の透かし彫りとホールの照明。
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正面の入口を入ると2階へのらせん階段があります。白い壁に石の階段、大正モダン感じるステンドグラスが見事です。
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らせん階段上にはライトと天井装飾。ステンドグラスを通して柔らかな光が差し込みます。
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建物各所の天井装飾も魅せます。2階「大通交流ギャラリー」の天井装飾。
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1階「刑事法廷展示室」の中央装飾。
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それでは「資料館 de ひなめぐり」へ。会場は「ギャラリー4」と「ギャラリー5・6」。「ギャラリー4」は丹智子さんが主宰される「手づくり工房とも」のメンバーによるひな飾りや押絵などが、「ギャラリー5・6」ではヤマグチヒナコさんが主宰される「ひな工房八重の衣」の工房メンバーによる着物地を八枚重ねた手作りひな人形などが展示されています。
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先ずは「ギャラリー4」へ。
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丹智子さんが主宰される「手づくり工房とも」によるひな飾りが華やかに展示されています。
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吊るし飾りや雛人形など。
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小物類も細かく作られています。
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こちらはネズミの嫁入り。
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ネズミの夫婦。
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ウサギの嫁入り。
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お地蔵さん。
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着物生地を使用した押絵。
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立派な吊るし飾りです。
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続いて「ギャラリー5・6」へ。
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お雛様大好きだったというヤマグチヒナコさんが着物地を重ねて作るお雛様に出会い平成28年に「ひな工房八重の衣」という雛教室を開講。その工房メンバーとともに手作りした着物地を八枚重ねたひな人形などが展示されています。
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主宰のヤマグチヒナコさん。
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ヤマグチヒナコさんによる「御殿飾り」。京都御所の紫宸殿(ししんでん)を模した「雛御殿」は大正末期から昭和初期のもので名古屋の方から譲り受けられた貴重なものとか。少し手を入れられたそうですが金具や塗はきれいに保存されています。
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ひな人形の衣装は古い着物地を八枚重ねた手作りのもの。
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「ひな工房八重の衣」作品。
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工房メンバーの方の作品「森の狐の雛祭り」。
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狐の男女雛。
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同じく工房メンバーの作品。
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ヤマグチヒナコさん所蔵の明治・大正時代のお雛様。お顔立ちと刺繡の着物がお気に入りだそうです。
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調度品類。
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ひな飾り鑑賞を終え2階「大通交流ギャラリー」正面窓から見た「大通公園」。
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「札幌市資料館」を退出。去年に続いて華やいだ雰囲気のひな人形や雛飾りなど十分楽しませていただきました。皆さんの手作り作品は見事な力作で見ごたえがありました。ありがとうございます。
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華やかな雰囲気に春の到来を待ち遠しく感じたものですが前庭の桜は蕾固し。まだまだ春には時がかかりそうです。
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「大通公園」西11丁目の姉妹都市ミュンヘンから贈られ1976年(昭和51年)に設置された「マイバウム」とオリンピックシンボルでした。
「資料館 de ひなめぐり」@「札幌市資料館」
2022年2月28日(火)~ 2022年3月5日(日)
開催時間:10:00~16:00
開催場所:札幌市資料館2階ミニギャラリー4、5、6
住所:札幌市中央区大通西13丁目
主催:「手づくり工房とも」「ひな工房八重の衣」
後援:札幌市・札幌市教育委員会
料金:無料
(2023.3.3訪問)
料金:無料
(2023.3.3訪問)