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札幌・円山生活日記

「Kitaraオルガンウィンターコンサート」&「ゆきあかりIN中島公園」

北海道初の音楽専用ホールとして1997年7月にオープンした「札幌コンサートホールKitara」。緑豊かな自然溢れる市民の憩いの場「中島公園」内にある総ガラス張りのスタイリッシュな建物です。大ホール正面には北海道の針葉樹をモチーフにデザインしたというパイプオルガンが設置され世界有数の音色を奏でます。

今日は「Kitara主催公演 オルガンウィンターコンサート」観賞です。「札幌コンサートホールKitara」 では“さっぽろ雪まつりの時期にあわせたワンコインで楽しめるオルガンコンサート。冬の雰囲気を感じさせる様々な作品をお届けします”が2月11日(土・祝)に開催されました。また「Kitara」エントランスホール では1月28日(土)~2月12日(日)の期間中ライトアッププログラム「NORTH POLE」も開催されていて併せて鑑賞します。更に「中島公園」では3年ぶりに「ゆきあかりIN中島公園」も2月11日(土)・12日(日)に開催されていて盛りだくさんの楽しみとなりました。当日は14時45分開場、15時30分開演の時刻に向けて自宅から地下鉄線を「大通」駅で南北線に乗り換え「中島公園駅」下車、「中島公園」を散策しつつ「札幌コンサートホールKitara」に向かいました。

 
地下鉄南北線「中島公園駅」を出て公園に入ったところ。

「中島公園9条広場(中島児童会館広場)」前には『ゆきあかりIN中島公園』開催のお知らせが掲示されていました。点灯時刻は17時~です。
会場内の「SAPPORO SNOW STAGE in Nakajima Park」では丁度プログラムが終了したようで出演者の方がファンサービス実施中でした。
ビニール風船の動物を子供たちにプレゼントです。

冬季閉鎖中の日本庭園。以前の「ゆきあかりin中島公園」の際には臨時開場し‛ゆきあかり’を設置していたこともあるようですが3年ぶりに開催の今年は規模を縮小し「9条広場」のみで実施のようです。

「豊平館」。
相変らず立派です。

15時過ぎに「札幌コンサートホールKitara」に到着。続々と観客が会場へと入っていきます。

エントランスホール 。

両サイドには北海道科学大学HUSキャンパス・イルミネーションで展示されるステンドグラスアート「光のオブジェ」が特別展示されていました。
 

「オルガンウィンターコンサート」のポスター。当初演奏予定のKitaraホール専属オルガニスト:ヤニス・デュボワ氏が健康上の理由によりフランスに一時帰国したため松居 直美氏に変更して開催。 

オルガン/松居直美(Naomi Matsui, Organ)
国立音楽大学、同大学院修了。フライフブルク国立音楽大学国家演奏家コースを「最優等」で卒業。第2回日本オルガンコンクール、第21回ブタペスト国際コンクール等で優勝。故吉田實、Z.サットマリーなとに師事。国内外で定期的に演奏するとともに、国際コンクールの審査員、啓発活動にも携わる。2001年度文化庁短期特別派遣員としてオランダで研修。
 2013年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。「ライブツィヒ時代のバッハ」(’11)、「D.プクステフーテ。オルガン作品集」(’19)、「ノイマイスター・コラール集」(’22)は、レコード芸術特選を獲得。14年から22年の「J.S.バッハ:オルガン作品全曲演奏会」は各方面から絶賛された。14年度下總睆ー音楽賞受賞、共編著に「オルガンの芸術」(道和書院2019年)。
 現在、武蔵野市民文化会館オルガン・アドバイサー、オルガン・スクール講師。ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイサー。聖徳大学名誉教授。(一社)日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。日本基督教団軽井沢追分教会、小金井教会オルガニスト。”


ホール中央部には安田 侃氏・作「相響」が置かれています。

大ホール。ステージを客席がとり囲むスタイルのアリーナ型で内装には北海道産のマカバ材が多数使われ暖かな雰囲気と優れた音響効果を創り出しているとか。
ホール内装に調和したデザインのパイプオルガン(写真はネットより拝借)。フランス「アルフレッド・ケルン社」製のパイプオルガンには4,976本ものパイプが使われており舞台裏に林のように立っているそうです。

「Kitaraオルガンウィンターコンサート」の概要です。
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アンコール曲;J.S.バッハ:主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV709 
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今回もパイプオルガンの奥深さと奏者の技に魅了されました。
その中で感じたことが一つ。Kitara専属オルガニスト以外の方の演奏を初めて聞いたのですが松居 直美さんの選曲のせいか演奏のタッチなのか“冬の雰囲気を感じさせる様々な作品”という通り日本人が冬に想う“寒くも厳かな空気の中にやがて来る華やかな春の訪れを感じる喜び”のような雰囲気を感じる、日本人的な感性に響く演奏でした。ありがとうございました。


コンサート終了後の17時頃よりKitaraライトアッププログラム「NORTH POLE」が開始。

ピアノソロのBGMとともに夜空に流れるオーロラを思わせるライトアッププログラムが色を変えて展開。

夜空に流れるオーロラによる静寂で美しい極北の光景を演出しているそうです。

北海道科学大学のステンドグラスアート「光のオブジェ」の点灯され雰囲気を盛り上げます。

「Kitara」の外からもライトアッププログラムの様子が覗えました。

「ゆきあかりIN中島公園」へ。
「中島公園9条広場(中島児童会館広場)」がメイン会場です。
会場は雪とキャンドルで彩られています。
山内壮夫氏・作「森の歌」とゆきあかり。 
「SAPPORO SNOW STAGE in Nakajima Park」では夜のプログラムです。
《シアターとんとん》の人形劇「三匹のこぶた」。
オオカミとこぶた。
《シアターとんとん》さんが出演する「中島児童会館・こぐま座 」。
子供たちが作ったキャンドルです。
以上「ゆきあかりIN中島公園」でした。本日は盛りだくさんの鑑賞イベントでした。大変結構でした。ありがとうございます。

「札幌コンサートホールKitara」
札幌市中央区中島公園1-15
営業時間:10時〜17時30分(公演のある日は終演時間による)
料金:イベントにより異なる
電話011-520-2000
http://www.kitara-sapporo.or.jp/
(2032.2.11訪問)

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