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札幌・円山生活日記

Kitara主催公演「オルガンサマーナイトコンサート」ジューンブライド~大切なひとと~

北海道初の音楽専用ホールとして1997年7月にオープンした「札幌コンサートホールKitara」。緑豊かな自然溢れる市民の憩いの場「中島公園」内にある総ガラス張りのスタイリッシュな建物です。大ホール正面には北海道の針葉樹をモチーフにデザインしたというパイプオルガンが設置され世界有数の音色を奏でます。

今日は「Kitara主催公演 オルガンサマーナイトコンサート ジューンブライド~大切なひとと~」観賞です。出演は札幌で初めて演奏を聴かせていただく《三浦 はつみ》さん。「Kitara」のシンボルであるパイプオルガンの音色をワンコイン(料金500円)で楽しむことのできるという企画で19時開演予定です(演奏時間約1時間)。折角「中島公園」へ行くのであればと公園と周辺を散策すべく少し早めに出かけました。地下鉄線を「大通」駅で南北線に乗り換え「中島公園駅」下車しました。
地下鉄南北線「中島公園駅」を出て先ずは「菖蒲池」へ。池の北側から夕刻の「藻岩山」をのぞみます。
「札幌パークホテル」と「中島公園ボート乗り場」。「菖蒲池」などには多くの《黄菖蒲》が咲いています。

「菖蒲池」で見かける《アオサギ)は本日は「日本庭園」の池付近にいました。


「豊平館」へ。夕陽の中の「豊平館」もきれいです。

《黄菖蒲》と「豊平館」。
池では鴨の親子が水面を泳いでいました。ただ子カモは4羽しかいませんでした。

元気に育ってもらいたいものです。


一旦「札幌コンサートホールKitara」に到着。少し時間があるので散策を続けます。

「Kitara」前の安田侃氏・作《相響》と《ニセアカシア》。
《ニセアカシア》は公園の各所で見かけました。

同じく「Kitara」前の《キングサリ》 。

公園の外へ出て「札幌護国神社」へ。花手水が奉じられているとのことで足を延ばします。
手水舎。
花手水です。

続いて境内社の「多賀神社」。

拝殿前に「花手水」の水鉢が置かれていました。縁結びの神様だから鯉(コイ)もいます。


地下鉄「幌平橋」近くの小田襄氏の作品「風景の夢」。

19時の開演少し前に「Kitara」へ戻ってきました。
「 オルガンサマーナイトコンサート ジューンブライド~大切なひとと~」のポスター。演奏は札幌初登場だという三浦 はつみさん。「横浜みなとみらいホール」の開館から20年以上ホール・オルガニストを務めたオルガンのスペシャリストだそうです。

オルガン/三浦はつみ Hatsumi Miura,Organ,
東京藝術大学音楽学部器楽学科オルガン専攻卒業。ボストン・ニューイングランド音楽院にてアーティストデイプロマ取得。オルガンを秋元道雄、廣野嗣雄、島田麗子、菊池みち子、G.ポヴェ、林佑子の各氏に師事した。現在、フェリス女学院大学非常勤講師、日本聖公会横浜聖アンデレ教会オルガニスト。横浜みなとみらいホールでは1998年開館以来、23年に渡りホール・オルガニストを務め、オルガン・1ドルコンサート、子どものためのワークショップなどの企画、ホール・オルガニスト・インターンシップなど育成プログラムにも力を入れた。平成19年度横浜文化賞文化・芸術奨励賞、令和3年度横浜文化賞受賞。

大ホール。
ホール内装に調和したデザインのパイプオルガン(写真はネットより拝借)。フランス「アルフレッド・ケルン社」製のパイプオルガンには4,976本ものパイプが使われており舞台裏に林のように立っているそうです。

「Kitara主催公演 オルガンサマーナイトコンサート」の概要です。
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オルガンサマーナイトコンサート
ジューンプライド~大切なひとと~

クラーク:デンマーク王子の行進
Jeremxah CIarke(1674-1707):The Prince of Denmark's March
J.S.バッハ:目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645
Johann Sebastian Bach(1685・1750):Wachet auf. ruft uns die Stimme BWV645
あなたがそばにいてくだされば BWV508
Bist du bei mir BWV508

メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」より 結婚行進曲 作品61
Felix Mendekssohn-Barthody(1809-47):Hochzeitsmarsch,Ein Sommernachtstraum op.61
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲
Pietro Mascagni(1863-1945):lntermezzo from Cavalleria Rusticana

坂本日菜:You Raise Me Up~ケルトの風、愛の歌~
Hima Sakamoto(1968‐):You Raise Me Up
ブレ:天使たちのワルツ
Julien Bret(1974-):La Valse des Anges
ヴィエルヌ:オルガン交響曲 第1番 ニ短調 作品14より 第6楽章 終曲
Louis Vierne(1870ー1937):Symphonie pour orgue en re minerur No1 op.14. Vl.Finale

アンコール曲;さだまさし作曲/坂本日菜編曲:北の国から 小さなメドレー for Organ
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今回のサブタイトルは「ジューンブライド~大切なひとと~」。6月の季節に合わせた様々な愛をテーマとしたプログラムとして三浦さんが選曲です。坂本日菜「You Raise Me Up~ケルトの風、愛の歌」、ブレ「天使たちのワルツ」、アンコールのさだまさし「北の国から」など現代的な曲も多く音楽鑑賞初心者にも馴染みやすい構成でした。同時にこんな曲もパイプオルガンで演奏するんだ‼と改めてオルガンの奥深さを感じさせてくれました。バッハのコラール(讃美歌)も厳粛な雰囲気がKitaraホールにマッチして良いのですが演奏家が替わると曲の傾向も変化し多様な楽しみができて大変有難いです。


コンサート終了後。アンコール曲がホールに掲示されます。今回も楽しませていただきました。ありがとうございます。

「札幌コンサートホールKitara」
札幌市中央区中島公園1-15
営業時間:10時〜17時30分(公演のある日は終演時間による)
料金:イベントにより異なる
電話011-520-2000
http://www.kitara-sapporo.or.jp/

「札 幌 護 国 神 社」境内社「多 賀 神 社」
札幌市中央区南十五条西五丁目1-3
TEL 011-511-5421
FAX 011-511-5422
https://s-gokoku-jinja.sakura.ne.jp/
(2023.6.9)

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