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札幌・円山生活日記

「SAPPORO ART STAGE 2021」@「チ・カ・ホ会場」

美術・演劇・音楽など札幌の街が1カ月にわたってアートに彩られる「SAPPORO ART STAGE 2021」。毎年11月を文化芸術月間と位置付けている札幌市で開催される秋の芸術祭です。 2005年より始まり今年も11月1日(月)~30日(火)で開催、多くの市民が参加でき幅広いアートを身近に感じられます。

本日は11月1日(月)より市内各所で開催されている札幌の秋の芸術祭「SAPPORO ART STAGE 2021」の会場の一つ「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」です。高校生による「School Art Live 2021」や大学生の「University Student Art Competition」の作品などが展示されており「チ・カ・ホ」が「ART STREET」と化したようで壮観でした。その作品群を紹介します。


「SAPPORO ART STAGE 2021」のパンフレット(表紙)。


地下鉄東西線「大通駅」を下車して「チ・カ・ホ」へ向かいます。

しばらく歩くと柱に「SAPPORO ART STAGE」の表示と作品が見えてきました。

【SCHOOL ART LIVE 2021】
「SCHOOL ART LIVE」 は例年は会場でライブドローイングバトルが高校生らにより演じられるようですが昨年に続きコロナの影響で1校を除き実演はなく事前に制作した作品の展示が行われていました。今年のテーマは「希望の異世界、札幌」。展示期間は11月6日(土)~23日(火)@「憩いの空間」です。
「SCHOOL ART LIVE」 の会場風景。

《作品紹介》


北海道札幌あすかぜ高等学校・Art Unit-ASUKAZEのみなさんの作品とメッセージ等


札幌大谷高等学校・美術科のみなさんの作品とメッセージ等

北海道札幌南高等学校・札南Art×Art×Artのみなさんの作品とメッセージ等

 
北星学園大学附属高等学校・美術部のみなさんの作品とメッセージ等


北海道札幌北陵高等学校・美術部のみなさんの作品とメッセージ等

市立札幌平岸高等学校・DA152年絵画専攻のみなさんの作品とメッセージ等

作品を撮影していると通りがかる人々が口々に「すごいね!」「上手だね!」と言って作品を見ていました。そんな力作揃いです。その中で設定されたテーマの「希望の異世界、札幌」を高校生のみなさんがどのような解釈をするか興味深かかったところです。全体的に「異」は別にして「希望の世界、札幌」として望ましく思える街を描いたような印象でした。加えて主催者の「異」の意味は不明ですが高校生のみなさんは「個性的な街」的に理解しているようで故郷の街への想いを感じました。中でも表現手法が現代的な作風が多い中で札幌北陵高等学校・美術部のシュールな作品は好みは分かれるかも知れませんが個人的には好きです。

【出張シンクスクール】
「チ・カ・ホ」北2条広場では「出張シンクスクール」として、アートとまちづくりから学ぶ「シンクスクール」制作コースを卒業し、苗穂の共同スタジオ「naebono art studio」と「0地点」に入居して制作を続ける新進作家4名の作品が展示されていました(11月7日(日)~23日(火))。
その作品の一つ小里純子/KOZATO Junko氏作《右向け左・前へならえない・全体で止まれない・進めない》。 

【University Student ART Competition】
 道内の美術系大学の作品を対象としたコンペティション。6名の大学生による作品が展示されています(11月7日(日)~23日(火)@北1条東イベントスペース(東))。

「University Student ART Competition」の会場風景。
《作品紹介》
星槎道都大学 黒河澪奈
タイトル「混交」
札幌大谷大学 中山果林
タイトル「綴じ花(とじばな)」
北海道教育大学 川上洸
タイトル「実存認識」
北翔大学 大嶋美春
タイトル「scrap voyage」
東海大学 田中咲良+島村奏音
タイトル 「Seeson」
札幌市立大学 泉茉央
タイトル「Windscape Bach Cello Suite No.1」

当然のことかも知れませんが高校生の作品に比較して思考にも表現力にも深くなっていると感じる作品群です。いずれも見応えがありますが個人的には北翔大学の大嶋美春さんの《scrap voyage》が楽しかったです。

【BASH!BASH!BASH!onさっぽろアートステージ2021】
北海道内の障がい者福祉施設の集まり「ボーダレスアートサポート北海道(略してBASH)」のメンバーにより「布上のアート」の展示です。
展示会場の風景。

展示作品(一部)。以上で「チ・カ・ホ」でのアート観賞は終了です。

「チ・カ・ホ」界隈の季節の光景。「赤れんが テラス 」1階ロビーに設置されたクリスマス・ツリー。

同じく11月19日(金)より始まる第41回さっぽろホワイトイルミネーションの準備が進む大通り公園です。
「チ・カ・ホ」に掲示されていたポスター。いよいよです。できれば初日から出かけたいものです。

11月の「チ・カ・ホ」はまさに「ART STREET」でした。高校生に大学生、障がい者にプロのアーティストという幅広い作家のアートを楽しむことができます。通勤・通学や休日のお出かけ時も含め身近にアートに触れる良い機会になっています。それにしても「チ・カ・ホ」はいつも何かを開催している楽しい場所ですね。大変貴重は便利空間だと思います。ありがとうございました。

「さっぽろアートステージ」
開催期間:2020年11月1日~11月30日
開催場所:札幌駅前通地下歩行空間ほか
公式サイト:http://s-artstage.com/
電話: 011-281-7117(さっぽろアートステージ実行委員会事務局) 

「さっぽろアートステージ実行委員会事務局」
〒060-0052 札幌市中央区南2条東3丁目 (株)ノヴェロ内
TEL.011-281-7117(平日 10:00~17:00) FAX.011-281-7119
E-mail info@s-artstage.com
(2021.11.14訪問)

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