「三角山アップルパイ専門店 」。店名の通り「三角山」でとれたリンゴで作ったアップルパイの専門店です。市内に複数店舗展開する人気店のようです。豊富なアップルパイメニューが揃っています。
先般「北海道立三岸好太郎美術館」に向かう際のこと。地下鉄東西線の「西18丁目駅」4番出口を出て左にまがったすぐのところでこの店を発見。「アップルパイの専門店か?この辺〇〇専門店というのが多いな・」と思って帰宅後ネットで検索してみると、「三角山」でとれたりんごを使ってアップルパイを作っているとか。しかも札幌、りんご、三角山でストーリーがある様子で本日所要で近辺に来た際に買って帰ることとしました。
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「三角山アップルパイ専門店」の店頭。地下鉄東西線「西18丁目駅」の4番出口を出たすぐ左で「大通り」に面しています。
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店頭の看板には「三角山でとれたりんごで作っていますよ」のメッセージが。当初「札幌のこんなところでリンゴが?」と思ったのですが不勉強そのもので、ネット情報によれば“明治の開拓時代に寒い北海道でも良く育ちたくさん実をつけるという理由でヨーロッパ種リンゴが植えられ、かつて札幌はリンゴの産地として知られていたとか(確かに「北海道開拓の村」の「開拓小屋」周囲にはリンゴ樹がありました)。しかし急速な都市化で市内のほとんどのリンゴ園は失われていった中、紆余曲折もありつつも三角山麓に残る「斉藤りんご園」さんのリンゴから「三角山アップルパイ」が生まれた”とか。現実的には味・価格と周辺の歴史とは直接は関係ないかも知れませんが、こうした背景を知るとつい親しみを感じ応援したくなります。
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狭い店内のショーケースには、定番系のアップルパイから、フルーツ系、ティラミスやレアチーズまでの豊富なメニューが揃っています。
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購入したのは初めてなのでベーシックな「果肉たっぷりのアップルパイ」(右上)に人気ランキング第1位と第2位の「カスタードたっぷりアップルパイ」(左上)と「バスクドチーズ・アップルパイ」(手前)。
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「果肉たっぷりのアップルパイ」(380円+税、以下同じ)
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「カスタードたっぷりアップルパイ」(360円)。
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「バスクドチーズ・アップルパイ」(430円)。
「果肉たっぷりのアップルパイ」のりんごコンポートは3つの中で最も大きくカットされ酸味とシャリシャリ感が残ります。素朴な感じですが具材の良い味がストレートに感じられます。「カスタードたっぷりアップルパイ」や「バスクドチーズ・アップルパイ」は少しずつ洗練された感じが加味された人気の味なのでしょう。皆それぞれ美味しいですが個人的には「果肉たっぷりのアップルパイ」が一押しでしょうか。
このアップルパイ誕生の詳しい経緯は承知しませんが地元の歴史ある素材を活用する姿勢は気持ちが良いです。もちろん店として成立するためには味・価格等の要素が評価される必要があります。この店はそれらをクリアしつつ多店舗展開を進めているのでしょう。今後の発展に期待です。ご馳走様でした。
「三角山アップルパイ専門店」
札幌市中央区大通西17 野田ビル 1F 011-676-7882
営業時間 10:00~19:30 定休日 日曜日
*北24条と桑園に支店があるようです。
(2021.3.1訪問)