自然が織りなす都会のオアシス「中島公園」。公園内には明治初期の洋風建築で国指定重要文化財の「豊平館」、世界的な水準の音響施設を備えた音楽ホール「キタラ」、北海道にゆかりの深い文学者の資料収集・展示の「北海道立文学館」などが点在し、四季を通じて大勢の市民や観光客に親しまれています。
久しぶりの「中島公園」です。前回来たのは8月で秋の紅葉の頃に来ることができなかったので5か月ぶりくらいです。冬の「中島公園」の散策とともに、まだ訪問したことのなかった「北海道立文学館」で開催されている特別展「おいしい! 美味い!! 文学 」の鑑賞です。場所は言うまでもなく地下鉄南北線「中島公園駅」が最寄駅で、自宅から東西線に乗り「大通駅」で乗り換えてやってきました。
地下鉄南北線「中島公園駅」1番出口そばの公園入口を入ったところ。
「菖蒲池」を北側から見たところ。対岸が「キタラ」でその奥が「藻岩山」。池には氷が張り上に雪が積もっているので柵が無ければどこから池か判らないぐらい一面の雪景色です。
「菖蒲池」からほんの少しの「豊平館」。相変わらず美しく立派です。
「中島公園」内にもアート作品が多くあり何とか写真がとれたものをいくつか。入口近くの山内壮夫氏「森の歌」。
「菖蒲池」北西の小野健寿氏「のびゆく子等 」。
「キタラ」正面前の安田侃氏「相響」。「キタラ」は改修工事のため6月末まで休館でした。なお「キタラ」脇にあった「北海道の形をした切り株」は当然ながら雪に埋もれて所在不明でした。
「菖蒲池」東の山内壮夫氏「母と子の像」。
「菖蒲池」東の山内壮夫氏「笛を吹く少女 」。
「菖蒲池」東の山内壮夫氏「鶴の舞」。
「菖蒲池」東の山内壮夫氏「猫とハーモニカ」。ほとんど雪に埋もれていました。アート観賞には不向きな時期です。
「菖蒲池」を南側から見たところ。こちら側も一面氷と雪で以前いたカモ達が池にはいなかったのですが・・。
水量と流れの速さなのでしょうか公園南側の川には氷はなくこちらにカモがいました。たくましく生きています。「円山公園」の池も凍ってカモがいなくなったのですがこちらで一緒に暮らしているのでしょうか?
「中島公園」南に位置する「札幌護国神社」の神門。折角ですのでお参りに行きます。こちらも大変立派です。左右の狛犬は赤色のマスクをしています。
本殿左側には「茅の輪(ちのわ)」がありました。以前住んでいたところでは「茅の輪(ちのわ)」が設置される神社もそう多くなく、6月と12月の大祓いの時期には飯田橋の「東京大神宮」や人形町の「小網神社」などに遠征していたのですが相対的に近くで発見できてハッピーです(後刻ネット検索すると「北海道神宮」でも「茅の輪くぐり」が実施されていたのですね)。
そして「北海道立文学館」。「中島公園」からの入口。
特別展の入り口。ここまで撮影可。展示物は、「絵のなか」、「小説のなか」、「エッセイのなか」、「歴史時代小説のなか」、「児童文学・絵本のなか」、「詩・短歌・俳句・川柳のなか」の「おいしい!美味い!!」文学作品を紹介していて、「鰊」の記述はじめ北海道ならではの食事表現などが興味深く楽しめました。また北海道ゆかりの文学者が「こんなにいるんだ!」と知り勉強になりました。
この「北海道立文学館」ともに、①「中島公園」では散歩・ジョギングする人達や雪だるま作り等で遊ぶ保育園・幼稚園児、雪そり等を楽しむ小学生、スノーシューや歩くスキーの練習する年配者など多様な形で公園が親しまれていること、②カモが厳しい冬の中でも逞しく生きていること、③「札幌護国神社」等に「茅の輪」が設置されること、④園内には数多くの桜の木が植わっていること等を知り、大変有意義で濃い散策となりました。
改めて「中島公園」は見どころや遊びところが数多く、
周辺のみなららず広く市民の憩いの場であることを認識しました。
次は春の桜や藤の季節など四季折々に楽しみたいと思います。
大変素敵な場所でした。
「中島公園」
札幌市中央区中島公園 011-511-3924(中島公園管理事務所)
料金 無料(テニスコートは有料)
公式サイト http://www.sapporo-park.or.jp/nakajima/
「北海道立文学館」
札幌市中央区中島公園1番4号 011-511-7655
開館時間 9:30~17:00(展示室入場は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝日等の場合は開館)/年末年始(12月28日~1月4日)
休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝日等の場合は開館)/年末年始(12月28日~1月4日)
*特別展「おいしい!美味い!!文学」2021年3月7日(日)まで(観覧無料 )
(2021.1.13訪問)