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札幌・円山生活日記

“小鳥が羽を休められる森”をイメージした憩いカフェ~「板東珈琲」~

大通西11丁目の自家焙煎の珈琲店「板東珈琲」。 “小鳥が羽を休められる森” をイメージしたという店内は軽やかなジャズが流れる落ち着いた雰囲気です。 直火式の自家焙煎にこだわる珈琲とお勧めスイーツでゆったりと時を過ごせます。とても良い店です!

 今日は【オオウバユリとアジサイとエゾリスと。~初夏の「北海道大学植物園」~】後のカフェタイムに利用した「板東珈琲」です。カフェ本で“街中にありながら日常を忘れてくつろげる憩いのカフェ”と紹介されていました。自家製スイーツも人気のようで暑い中の散策の後ですので涼みも兼ねてやってきました。店は地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩数分の便利な場所にあります(地図)。

「板東珈琲」の店頭。橋本ビルという雑居ビルの1階です。 

店の正面にも壁にも小鳥が描かれた木の看板が掲げられています。
コロナ対策で利用は1名か2名までで3名以上は店内で離れて座るのも遠慮くださいとのこと。仲々徹底しています。ある意味安心です。

手指を消毒して入店すると木を豊富に使用した落ち着いた空間にコーヒー豆の香りが漂います。先客は1人客が3組と2人客が1組で皆さん読書をしたりでゆっくりとコーヒーを飲まれています。

ご店主に「2人です」と告げるとカウンター奥の2人用席に案内されました。通りに面して大きく開かれた窓からは日除けスクリーンを通して明るい陽が差し込んでいます。
カウンター席から厨房方向を見たところ。ご店主が “小鳥が羽を休められる森” をイメージして設えたという店内は食器や音楽、家具にも拘った空間だとか。
そのイメージを表すかのように店内には植物とともに小鳥の置物などが所々に置かれています。

 もちろん人数制限とともに席数を減らすなどの感染対策も徹底しています。


「しばらくの間のメニュー」です。拘りの自家焙煎珈琲は「ことりブレンド」(優しい酸味)、「季節のブレンド」(柔らかな苦味)、「ふくろうブレンド」(広がる苦味)、「おおわしブレンド」(コクと強い苦味)と鳥の名前がついています。いずれも単品で税込み580円。
自家焙煎珈琲の原料となるコーヒー豆は麻袋等に入ったままの状態で厨房前ほかに置かれています。

「しばらくの間のメニュー」の裏面。店の看板とも言えるメニューは「コーヒーゼリーのパフェ」。ご店主の奥様が「甘すぎず男性客も注文しやすいパフェ」として考案され開業以来ずっと作り続けているとか。

さらに「本日のデザート」は黒板に手書きされています。この日は「キャラメルのパウンドケーキ・チーズケーキ・カスタードプリン」でした。

まずは「コーヒゼリーのパフェ」。単品で税込み750円、ドリンク(「おおわしブレンド」)とセットで同1,200円。原料はコクと強い苦味の「おおわしブレンド」の豆をネルドリップで抽出したコーヒーを固めたというコーヒーゼリーの上に、バニラアイス、ホイップクリーム、ブラックココアパウダーを重ね、マシュマロとイチゴジャムをトッピング。ティラミスのような味わいで甘さとほろ苦さのバランスが絶妙です。男性客にも好かれそうな大人のパフェと呼ぶのに相応しい看板メニューでした。 

セットのドリンクは「おおわしブレンド」(コクと強い苦味)。さらに追加のケーキで「キャラメルのパウンドケーキ」(同400円)です。「おおわしブレンド」は大きめのカップで出て「これぞ深煎りコーヒー!」という味わいです。
「キャラメルのパウンドケーキ」はほろ苦いキャラメルがアクセントでこちらも大人のデザートという感じでした。


もうひとつの拘りのコーヒー使用のスイーツ「コーヒーゼリーのあんみつ」。単品で税込み750円、ドリンク(「カフェショコラ」)とセットで同1,400円。コーヒーゼリー、ラズベリーのゼリー、粒あん、イチゴのアイスの上にブルーベリー果実とホイップクリームをトッピング。和のコーヒーゼリー・スイーツでこちらも良い味です。

ドリンクは「カフェショコラ」。追加のケーキは「カスタードプリン」(同400円)です。
「カスタードプリン」は良質の卵を探し求め江別市の養鶏所の卵と出会い完成したメニューだそうです。卵のコクとしっかり固めのむっちりした弾力で苦めのカラメルソースが絶妙です。これまで色々な店でカスタードプリンを食べてきましたがトップ3を争う美味さかも。特にコーヒー味を練り込んだようなプリンの濃い味わいが秀逸でした。


以上の飲食を満足で終えクラシックなレジスターが置かれたカウンターで会計です。

なんとも大変印象的で満足感溢れるカフェタイムでした。本当に「大通公園」至近の街中とは思えない落ち着いた憩いの空間にまず大感心。どこを切り取っても絵になる感じです。また自家焙煎の拘りコーヒーはもちろんのこと長く愛されてきたスイーツも秀逸でした。こんなカフェがまだまだあるのですね。大変結構なことです。ご馳走さまでした。

「板東珈琲」
 札幌市中央区大通西11丁目4-190 橋本ビもちろnル1F
電話番号 011-251-3355
営業時間 11:00〜21:00(当面12:00〜18:00、L.O.17:30)
定休日 不定休(当面月曜日) 
https://bandou-coffee.com/
(2022.7.5訪問) 

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