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ゼブラ低迷に怒る

2000年の盛岡ゼブラは前年のインターハイに出場した大船渡高校のエース工藤浩三郎、前年度東北学院大主将の齋藤仁(現監督)らを加え前年4位からの巻き返しを狙った。

しかしふたを開けてみればなかなか勝てない。工藤もゴールが決まらない。こうした中で結局退団した高橋主税や佐々木豪臣を呼び戻すほかなかった。
中でもいちばんショックを受けた敗戦は秋田でのTDK戦。
盛岡では1-1の引き分けとなったこの試合、秋田に来てTDK有利と見た。というのも、ゼブラは11人しか来ていなかった為、暑さでばてても交代がいないわけだ。TDKは控えも固定されているようで、MF工藤、成田、佐藤英幸、FW佐藤聡、DF佐々木義人といったメンバー。しかしGKは高橋哲ではなく鈴木。 これは驚きだった。
序盤は一進一退の展開。TDKはツートップの伊東、木村に合わせる。ゼブラはFW高橋峰がドリブル突破を試みるが、DF佐藤敬に阻まれた。そして、スルーパスが伊藤の足元に及んだところでダイレクトシュート。これが先制点となる。この後もTDKがペースをつかむ。しかし木村にDFのマークが入りなかなか前に出せない。セットプレーからMF遠藤がシュートを打つが、枠を外れてしまう。ゼブラのほうもFW工藤浩のシュート、さらに高橋峰のFKと 惜しいチャンスがあったが、点が入らない。
両チームとも足が止まってきたところ、TDKはMF佐藤淳に代えて工藤を投入した。そこからTDKはCKにDF斉藤が絡み、少し詰まった当たりのキック。これをMF佐々木一晃が決めて2点目、さらにMF佐々木武彦も続き3対0とTDKは前半で勝負を決めた。

後半、TDKが押し気味に展開したが、ゼブラは工藤浩から高橋峰にパス、さらに前線でDFを翻弄する。そしてMF岸根のパスを工藤浩が決め(DF柳橋の足に当たったが)3対1とした。さぁ、盛岡の再現だと行きたかったのだが、直後に右からのクロスボールを工藤が決めて4対1となってしまった。ゼブラはパスつなぎをしようとするが、TDKになかなか自由にさせてもらえない。TDKは試合を押し気味に進め、工藤がもう1点を狙ってシュートを頻繁に打つ。しかし、木村がゼブラDF帷子の激しいチャージで親指の爪を割ってしまった。ここで伊東から佐藤聡、木村から成田とメンバーを交代した。
工藤、佐藤聡の猛攻が続いた。佐々木武彦も絡んでくる。そしてセンタリングから飛んだ佐藤聡が、ゼブラにこれでもかの5点目をゲット。ゼブラも高橋峰、工藤浩、DF八重樫と反撃したが及ばなかった。結局5-1とTDKが実力を見せつける形で終わった。

それだけならまだ1敗ということになるが、直後の東北総体で岩手A代表(普通なら成年国体選抜と書くところだが、都道府県単位の公式戦が国体しかない現状を鑑みオラは「A代表」と書いている)が宮城(ソニー仙台単独)と山形(山形FC主体)に零封負け。さらに当時ゼブラの主力だった下河原真浩が負傷したとの報を受け、ここにいたってオラはネット上に暴言を書いてしまったのだ。
「藤馬鹿やめろ!オラが次期監督だ」
当時の藤原孝二監督を侮辱するようなことを書いてしまったのだ。それを見た地域リーグファンからは「あんたが監督やってゼブラが強くなるのか」「結果出なかったらそれこそバッシングされる」「アマチュアの分際で監督交代とか馬鹿じゃないか」などと言われた。
こうしたことが、前に書いた盛岡蹴球団へゼブラを預けようか、という考えに発展したわけだが、その後を考えるとあそこでゼブラを上を目指すとかいう輩に売ろうなんてなんてことを言ったのか…情けない。

結局2000年東北リーグ、ゼブラは最終戦を終えて6位、のはずだった。しかし当時はまだ節構成がなく、入れ替え戦対象チームが試合を残していた。そのチームが翌週の試合で勝利したためゼブラは入れ替え戦に回ることになった。これを知ってからオラは東北リーグの節構成開催実現を主張し始めた。それが実現するのは2006年だった。

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