・生態
禁足地と称される天空山の一角にある高地を棲み処とし、観測された例は少ない。
シャガルマガラは広範囲に向けてこの狂竜ウイルスを大量に撒き散らし、それが届く範囲を自身の縄張りとする。
シャガルマガラは広範囲に向けてこの狂竜ウイルスを大量に撒き散らし、それが届く範囲を自身の縄張りとする。
その規模は狂竜化状態の黒蝕竜すら上回り、シャガルマガラを中心とした一帯が、昼間であっても夜の帳が下りたかのような闇に包まれる程である。
シャガルマガラが放つ鱗粉には生殖細胞が含まれていることが判明しており、その事からこの鱗粉を放出するのは繁殖のためであるとされる。
この生殖細胞は着床した、即ち狂竜化したモンスターの体内に寄生し、適合した宿主であればそのモンスターの身体を苗床にして成長、ある程度の成長を迎えるとその体内からゴア・マガラとして出現する。
あたかも、苗床としたモンスターが黒蝕竜へ変容するかのように、である。
シャガルマガラが常に単体で、雄雌の別を確認できない理由はこの生態によるとされる。
また、その鱗粉には他のゴア・マガラの成長・変態を阻害する成分を含むため、シャガルマガラは常に一体が君臨するのみの孤高の存在である。
棲み処からの自発的な移動は観測されてこなかったが、近年では城塞高地の氷雪地帯にある遺跡跡への出現も確認されており、同地での目撃報告に拠れば、かの地に於いても天廻龍が翼膜から鱗粉を散布する行動が確認されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1558374813613207553?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1558374813613207553?s=19
「王域三公」爵銀龍メル・ゼナが討伐された直後で生態系のバランスが崩れ、眷属たるゴア・マガラが進出したことを受けて、それらが自身の振り撒く鱗粉の効果から脱しないように出現したのではないかと考えられている。
同地では「天上最大の実力者」と称される、飛竜種の中でも屈指の飛行能力を誇る千刃竜が繰り出した蹴りを華麗な空中機動で躱し、あまつさえその首を翼爪で捕らえて地面に叩き伏せ、圧倒してねじ伏せたとの報告もあり、その飛行能力の高さと凶暴性が改めて認識される事となった。
・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み込む外敵に対しては咆哮で威嚇を行い、翼脚を地に降ろして六足歩行の形態で攻撃を仕掛ける。
縄張りに踏み込む外敵に対しては咆哮で威嚇を行い、翼脚を地に降ろして六足歩行の形態で攻撃を仕掛ける。
咆哮(R:S)
縄張り意識は極めて強く、己の領域を侵す外敵との戦闘では狂竜ウイルスを内包するブレスを用いる。
幼体であるゴア・マガラより黒い鱗粉の扱いに長け、地面で拡散するブレスや、鱗粉を広範囲に粉塵爆発させるなど、より多彩な攻撃方法で外敵を屠り去る。勿論のこと、「狂竜ウイルス」と、その浸蝕による「狂竜症」の脅威も健在である。
更に近年出現が確認された城塞高地においては、狂竜の力を翼爪に纏わせて振るうことで攻撃の軌道上に爆発を連鎖的に発生させるなどの攻撃方法を持つ個体が確認されており、そうした個体は従来以上に危険度が高いと見なされている。
激怒すると狂竜ウイルスの放出量が目に見えて増加。攻撃は苛烈さを増すと共に狂竜ウイルスを伴う攻撃の範囲も増大し、極めて危険な状態となる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1558380804975144961?s=19
更に外敵から反撃を受けて激昂すると空高く舞い上がり、大気を震わせる高らかな咆哮と共に膨大な量の狂竜ウイルスを放出する。
拡散された狂竜ウイルスは既に周囲に蔓延しているそれと反応し、天廻龍の怒号に呼応するように次々と爆ぜていく。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1818287464186081552?s=19
https://x.com/gagieru_seltas/status/1818287464186081552?s=19
天廻龍が鎮まるまでその災禍は止まず、敵対者は同時に怒り狂う天廻龍の猛攻にも晒される事となるが、紫紺の狂竜ウイルスが次々に輝き、闇の中に爆ぜていく様は、さながら花吹雪が舞い散るような幻想的な風景を生み出すという。
飛び上がると同時に翼爪に纏わせた狂竜ウイルスを周囲のウイルスと反応させ、一挙に広範囲を爆破する攻撃は威力の高さと攻撃範囲の広さを併せ持ち、対処が特に困難な攻撃である。
また、怒りが頂点に達すると攻撃性が更に激化。眼と口腔が紫色に輝きだす。
そして、力が蓄えられるとブレスを極太の光線の如く放つ「狂竜圧縮砲」を放つ。威力の高さは言わずもがな、シャガルマガラの放つ攻撃の中でも最たる脅威となる事は間違いない。
強靭な翼脚や尾を用いた接近戦も得意とし、巨大な翼爪を勢いよく振り下ろして岩盤諸共砕き割る、強靭な握力を持つ翼爪で相手を捕縛、そのまま地面に叩きつけたり投げ飛ばすといった攻撃を繰り出すこともあるため、天地くまなく警戒すべきである。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1558378469892841472?s=19
加えて厚く身を守る白鱗は成体となった事で耐性を増し、狩人の前に壁のように立ちはだかる。更に纏う甲殻はあらゆる敵意を防ぐ不可侵の鎧であり、ヒトの身でその鎧を貫き、シャガルマガラを屈服させるためには奇跡の助けが必要になるであろう。
・利用
黄白に輝く龍鱗が放つ煌めきは千夜を超えても心に焼き付くほどに美しいと云われる他、尾の透き通るような純白さは良質の現れ、優れた素材となる。薄い翼膜は根元から遠く、薄羽であるほど価値が上がり、それらを用いて生産された武具は不吉な印象とは程遠い誉れ高い輝きを放つ。
シャガルマガラの素材は黒蝕竜素材の武器に加えることで新たな姿となって生まれ変わり、鍛え上げられる。前身から一転して聖なる高貴さを感じさせ、白い刀身に映える瑠璃色の刃がその神聖性を更に高めているようだ。加えて会心の一撃を狙いやすく、高い龍属性と斬れ味を備えた逸品。
シャガルマガラの貴重な素材で作られた防具は天の加護が宿ると伝えられ、高貴な雰囲気を醸し出している。
天から祝福を受けたかのような防具は古龍の生命力と破魔の力を宿し、相対する者には厳粛なる戒めの痕を刻み込むとされている。
それはシャガルマガラ自身の、そしてその聖域そのものの具現とも例えられ、天と光と空と風と地を守護し、奉祀する神官が纏う聖衣であるとされる。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4 pg. 62.63.133.141.165.230
モンスターハンター発想の法則 2 禁忌の書 pg.87
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.156.157
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