秋津蛉のモンスターリストⅡ

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古龍種の書 大海龍 ナバルデウス

2024-08-13 23:05:29 | 古龍種




「大海龍」
ナバルデウス
Ceadeus
古龍種
古龍目 深龍亜目 ナバルデウス科
全長約5837.2cm

・狩猟地
海底遺跡



・概要、特徴
遥か昔の伝承にも登場し、様々な言い伝えが残る伝説の古龍。
それ故に、近年までその存在すら疑われてきたが、数百年ぶりに人前に姿を現し、発見に至った。
ナバルデウスという名は発見時に非常時行動計画に基づき、臨時に命名されたもの。


人々の間では”深海に棲む光る巨人”とも伝えられ、その大きさから、"大海龍"とも呼ばれる。




龍という言葉をもってしても測れない巨大な体躯が海の中で白く輝く姿を見て、ある者は“海に浮かぶ新月”と言い、ある者は”白銀の巨人”や”海の神”などと表現していた。いつしかそれらを総じてナバルデウスと呼ぶようになり、その名前には”新月”や“神”といった意味合いが込められていると言われる。
他の大型古龍同様、出現すれば地域の生態系に影響を及ぼし、それは海中のみに留まるものではない。




左右に伸びる湾曲した巨大な角が最大の特徴で、後述のモガの村で起こった事件の際に採取された角を調べたところ、巨大な切断面に数百本にも及ぶ年輪らしきものが発見された。
これが本当に年輪だった場合、途方もない年数を生きていたことになるが、現在も引き続き調査中である。




身体は「甲皮」と呼ばれる硬い皮に覆われており、喉元から胸部に掛けては「鎧毛」と呼ばれる硬い髭が生えている。
前足や尻尾はヒレ状で、これを動かして悠然と海中を泳ぐ。
後ろ脚は退化しているが、骨格には痕跡程度に残っており、外見からもそれが確認できる。


全身の至る所に特殊な発光器官があり、普段は青白く、興奮すると赤く発光するが、その根本的な原理は不明。
ただ、体表には発光バクテリアが生息し、このバクテリアがナバルデウスの発光器官からの光に呼応して発光することで、その光を強めているとする研究結果が出ている。




・生態
深海の海底洞窟に生息し、その生態の多くは謎に包まれている。
ナバルデウスは基本的に肺呼吸だと考えられている。だが、目撃例が極端に少ないことから、少なくとも数日間は連続して潜り続けることが可能なのではないかと言われている。


長時間潜水を可能にしている体内構造については様々な解釈があるが、そのひとつに全身の発光現象が関係しているという説がある。その光り輝く姿は "新月"や白銀"などといった言葉で喩えられ、この発光現象の仕組みについては、現在でも諸説様々。獲物となる深海生物を照らし探す役割であったり、意思伝達を行う手段とも言われている。
ヒゲや体表には藻の一種と思われる植物性微生物を大量に取り込んでいるようで、この共生藻は、ナバルデウスが呼吸したときに生じるニ酸化炭素と発光バクテリアの光を利用して光合成を行っていると考えられる。
このようにして酸素の供給源を確保することで、ナバルデウスは長時間の潜水を可能にしているというのが有力な説となっている。
海上に現れて呼吸を行う際にはその巨体の殆どが海上に露わになるほどの大ジャンプを見せるという。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1823294735080907237?s=19
以下は、王立古生物書士隊とナバルデウスの、 初めての邂逅を記録したものである。
”その時、 私たちは足がすくんでしまったかのように、 その場を動くことができずにいた。誰もが言葉を発することもなく、ただ船首の先に見えるそれに目を奪われる。 遠く、はるか海に沈もうとしている太陽よりも遠く感じられるにも関わらず、それでもその雄大な佇まいは、計ろうという意識を越えて伝わってくる。
あれが、ナバルデウスか。
あたり一面朱色の世界にあって、 白い透きとおるような体__いや、見る者によっては万色であり、無色だとも言う__は埋もれることなく、神々しさと輝きを放っている。不思議と恐怖はない。 ただ、伝説を目の当たりにし、私の心は畏怖の念に打たれていた。
しばらくの間、ゆっくりと海面に飛び出しては消えをくり返しながら、私たちの乗る船へと近づいてくる。
少しずつ、それナバルデウスの姿や輪郭が明らかになってきた。
頭部から生えた2本の角は、マストを何本も束ねたほどの太さと長さを持ち、これまで目にしてきた他のどの生物とも似つかない巨大な体躯は、口元に生えた白い髭と相まって、まさに“白銀の巨人”と呼ぶにふさわしい威風を漂わせていた。
やがて、 ナバルデウスは私たちの船を横目に、まるで小さな者たちなど意に介さないといった様相で通り過ぎる。 その時、私は大海龍の目に知性の光を垣間見る。 永らく生きてきたもの特有の目であった。
しばらくの間、誰もがたった今目にしたことを信じられず、放心状態にあった。 しかし、これは幻ではない。 そして、もはや伝説ではない。たしかにナバルデウスは、生きたものとして存在するのだ”。
この後、伝説との邂逅を果たした書士は、すぐさま進路を変更。 ナバルデウスが向かった方角へと舵をとり、近辺に滞在するハンターたちに協力を仰いで、 大海龍の調査へと乗り出す。
とはいえ、これまで永きにわたって伝説として謳われてきただけあり、 巡り会うことすら叶わず調査は難航したのであった。
ナバルデウスに関する伝承は古くから存在し、それらは数少ない目撃情報を元に人から人へ伝わっていき、その地方や地域に、いわゆる民間伝承として語り継がれてきた。
例えば、海に出る漁師たちの間ではこのような言い伝えがある。
そこは深い闇のような海。
辺りには見渡す限り水平線しかなく、波音すらも無い無音の海域が広がっている。
その場所が巨大な光を放つ時、無数の魚群が集まる不思議な現象を起こす海域が存在するという。
運良くその機会に居合わせた漁師たちは、必ず大漁の恩恵を授かるそうだ。
この言い伝えからもわかるように、 地域によってナバルデウスは大漁の象徴として崇められているようである。
また、ある別の地域ではこのような伝承を、村の長が代々子孫に伝え、受け継いでいる。 それは次のとおり。

深海をさまよう神。
一度彼の怒りに触れると、地盤を割るほどの大地震を引き起こすと言われる。
遠い昔、その地が引き起こした大津波がひとつの村を丸ごと海に飲み込んだという。
その伝承を残す民族には、
"大量の水が突然引いた時は、高い丘の上に逃げるのだ。
静けさのその後に大津波が来るであろう!"


事実、その圧倒的な巨躯が海底の岩盤に接触すればその衝撃は地震となって地上を襲い、本種が正式に発見、命名された原因となったのも、モガの村を内包する孤島で頻発した、ナバルデウスが引き起こしていた地鳴りが原因であった。


なお、件の個体は片方の角が異常発達し極端に肥大化していた。詳細は不明だが、これが原因で行動に異変が表れたと考えられている。そうして角を地盤に打ち付ける事でモガの村を物理的に揺るがす地鳴りを引き起こす『荒ぶる神』と化していたという。

ある時は豊漁の象徴であり、大自然の脅威そのものとされてきたナバルデウス。果たしてこれらの伝承で語られているとおりであるか、その真偽は定かではない。いずれにせよ、この大海原には私たちが知らない何かがまだ眠っているのは確かである。



・危険度、戦闘能力
その巨大さ故、発見時はギルドではとても一個人レベルのハンターに手が出せる存在ではないと分析され、例外的な大戦力の投入が計画された。規定の非常時行動計画に基づき、本種の命名と共に発見地域周辺の集落及び狩場は放棄、住民は即時安全区画への避難指示が発令された。
外敵を脅威と認めると大音量での咆哮を行い、排撃を行う。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1823299198755774571?s=19


身体が岩盤に接触した衝撃で地鳴りが発生するほどの巨体であるため、ナバルデウスが放つ体当たりや噛みつきといった肉弾攻撃の威力はどれも計り知れない。


また、大量に水を吸い込んで圧縮し、ブレスとして吐き出すこともある。その威力は発射の反動でナバルデウスの巨体さえも大きく後退するほどであり、直撃すれば重装備に身を包んだハンターであっても一たまりもなくふき飛ばされてしまう。

・利用
大海龍の甲皮はその硬度から加工に手間がかかるものの、それを使って作られた装備は悠久の時を生きた大海龍の魂が宿り、防具の中でも最高峰の耐久度を持つ。
頭部の意匠は、威厳に満ちたナバルデウスの角を力強く再現している。



湾曲した龍角は業物に加工されれば大海龍の気高さをまとった、他では見られない独自の形状をなし、噴き出す水流の威力は水獣素材の武器を凌ぐ。
・ソース
MH3G
MHXX
復刻ハンター大全 pg.288〜290.314
モンスターハンター モンスター生態図鑑 VIII ナバルデウス亜種
https://youtu.be/CBXnOXJGMtA?si=3r-zwH32ZXfspxYf



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