秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

牙獣種の書 剛纏獣 ガランゴルム

2023-12-24 22:15:48 | 牙獣種




「剛纏獣」
ガランゴルム
Garangolm
牙獣種
尖爪目 堅歯亜目 剛牙上科 ガランゴルム科
全長約1345.87〜1804.69cm
全高約400.34cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1738880832629272835?s=19
・狩猟地
城塞高地、水没林




・概要、特徴
主に王国領内の植生豊かな地域に生息する大型の牙獣種。
現在確認されている牙獣種の中では巨獣ガムートに次ぐ巨体を誇り、その巨躯は山のようとも評される。
また牙獣種にしては珍しく、背面や四肢は体毛ではなく苔生した頑丈な鱗や重厚な甲殻に覆われている。
この鱗は体表に発する体液と苔などが幾重にも重なったもので、これや甲殻の表面に生える植物はガランゴルムと共生関係にあり、花が咲いている個体も確認されている。
これらの植物はガランゴルムの体表から分泌される「体肥液」という植物の成長を促す成分を含む体液によって身体に棲まわせているもので、ガランゴルムは後述の方法でこの苔を利用している。
・生態
巨体に見合った剛力の持ち主であり、また戦闘時は前述の体肥液で体表に着生している植物の成長を促し、また土砂に爆発性を与えることで熱を帯びた溶岩として固め、それらを腕に付着物として纏うことで攻撃時の破壊力を更に引き上げる。
そのような性質から「剛纏獣」とも呼ばれる。





前述の通り圧倒的な巨体と「怪力の化身」や「剛力の怪物」などとも評されるほどの剛腕の持ち主ではあるが、本来ガランゴルムは非常に温厚且つ臆病な性質であり、自らの縄張りと定めた地域を離れてヒトを襲うことは無いとされていたため、大型の牙獣種の中でも危険性は高くない部類と見做される場合が多い。
大型モンスターとしては珍しいほど陰健な性質であるが、唯一ルナガロンとは反りが合わず、まさしく犬猿の仲のようで激突したとの目撃例がある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574912577528012800?s=19
細く短い尻尾の先端には鍬のような平たく硬い爪を持ち、これを利用して地面を掘り返しては柔らかくなった土をしゃくれた顎で掬って食べるとされる他、地中に埋まっているキノコ類を腕で掘り起こして食べることもある。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1558000356688539648?s=19
前述の尻尾で地面を掘り起こす行為は結果的に土壌を耕しており、前述の体肥液の効果もあってガランゴルムの行動範囲の土壌は豊かな植生となる。

生息するだけでその地の植生に変化を齎し、生態系に大きな影響を与えるため、本種は王域生物の中でも特に影響力を持つ「王域三公」に数えられている。
平時にはエンエンクなどの小型の動物が警戒することなく近寄って背に乗る様子も見られており、自然と一体化するように共に生きるその姿から「無垢なる巨影」という異名でも知られ、その生態を知る者からは好意的に見られる事が多いモンスターである。
岩の柱のような前腕部を持ち、長期観測した記録に拠れば、左は草をむしったり魚を取ったりする腕、右は体の汚れを落とす腕として使い分けており、纏う形質の違いにも影響しているのではと考察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573896120631455745?s=19
・生態行動
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573897738764554240?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573888071766265857?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573888833330216960?s=19
・食性
キノコ類を掘り出して食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573890818821468160?s=19
水没林では水を飲む様子が観察される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573896670697631744?s=19
・危険度、戦闘能力
自身や縄張りに危害が及びそうな外敵を見定めると、激しい興奮状態となって危険度が急激に増大する。




そうなると普段の大人しい様子とは異なり、縄張りから出て集落を襲うことすらあり、更に近傍のエリアにまで届くほどの威圧感を放つほどになる。
自身や縄張りを脅かす外敵と遭遇すると、例え自身より遥かに小さな小型モンスターであろうと威嚇の咆哮を轟かせ、持ち前の剛力を振るって排撃を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573901264282619905?s=19
牙獣種の中では比較的鈍重な動きだが、巨体を活かした攻撃の数々は何れも驚異的な威力を誇り、本質が無垢であるゆえの、一変した凶暴性は凄まじい。



突進や圧し掛かりなど、全身を使った攻撃はその巨体故にかなりの広範囲に届き、鈍重な動きとはいえ容易に躱せるものではない。
剛腕の怪力を活かして巨岩を持ち上げて投げ落とす、腕そのものを振るって叩き潰すなど、圧倒的な腕力を存分に活かした攻撃の数々も当然のことながら脅威である。



興奮状態がピークに達すると地面に両腕を突っ込み、大量の体肥液を分泌する。
この体肥液によって地下の土砂を纏め上げ、更に外殻に生える苔などを急激に成長させる事で、両腕にそれぞれ高熱を帯びた溶岩と大量の水分を含む苔の塊を纏った姿となる。





右腕に溶岩、左腕に苔を纏い、これによってそれぞれの腕の付着物の性質に応じた炎と水の属性攻撃を繰り出すようになる
溶岩を纏った腕はただ振り回すだけで高熱と爆発性の粉塵を振り撒き、殴りつけた物体を持ち前のパワーと爆発によって木端微塵に吹き飛ばす。
苔に覆われた腕も攻撃と同時に大量の水が炸裂することで破壊力を大きく増大させており、別々の性質を得た双腕を駆使して強烈な攻撃を繰り出す。

また、爆発性を持つ溶岩を纏った腕を地面に叩きつけることでその衝撃で発生した爆発を利用し、自分の体高を優に超えるほどの高さにまで跳び上がる事で高度を得、そこから落下する勢いで剛腕を打ち下ろす事で属性エネルギーを炸裂させるという、驚くべき技も持つ。
これだけの力をもってしてもなお抵抗を続ける難敵に対しては遂に怒りが頂点に達し、頭部にまで溶岩や苔を纏い、眼を真っ赤に輝かせながらより激しく暴れ狂う。
両腕を叩き合わせる事で苔から噴出した水を溶岩の熱で一瞬で蒸発させて水蒸気爆発を引き起こすなど、自然物の性質を巧みに利用した攻撃は更にその破壊力を増す。


特に自ら纏った付着物を全て剥がすのと引き換えに放つ大技、スチームブレイク」の威力は凄まじく、岩盤を捲り上げてその上に乗り、右腕の溶岩から岩盤に熱エネルギーを付与、水分に満ちた左腕で殴って大爆発させるという他に類を見ない攻撃である。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1573904359246950400?s=19
これらの戦闘能力から、ギルドでは危険度を氷牙竜と同程度としている。




・利用
ガランゴルムから得られる素材は非常に分厚く頑丈であるが、甲殻は不気味さを覚えるほど歪な形状であり、同じ形状のものは一つとして無い。また牙は歯根からエナメル質まで密度が非常に高く、滑らかさと硬度を併せ持つが、加工は困難なため玄人向けの素材として知られている。





それらの素材を用いて生産される武器は巨人の如き力強さを宿すとされ、その強度と重量から圧倒的な破壊力を生み出す。
また、この素材を用いた防具は植林用の種を保存できる機能やその重量ゆえに歩くだけで土を耕す効果を備えており、森を信奉する守護者の証たる装備とされている。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集