秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

鳥竜種の書 朧隠ホロロホルル

2024-04-25 21:56:55 | 鳥竜種











「朧隠」

朧隠ホロロホルル
Nightcloak Malfestio
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ホロロホルル科
全長約696.37〜901.61cm
・狩猟地
古代林、原生林、孤島、遺群嶺、禁足地
・概要、特徴
黄昏色の一回り大きな翼を持つ、夜鳥ホロロホルルの特殊な個体。







見る角度によって様々に色を変える羽鱗に身を包み、尾羽は手のように四つ叉に分かれている。
翼は自身の身を包めるほどに大きく発達、羽もその量を増している。
姿を見た者は人であれモンスターであれただでは済まないと言われ、姿無き暗殺組織の頭目に継がれてきた名と同じ「朧隠」の二つ名で呼ばれる。
二つ名持ちの例に漏れず、ギルドから特別な許可を得なければ本個体の狩猟に向かうことは許されない。
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると、通常個体同様に身体を大きく見せながら咆哮して威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476758043882758145?s=19







最大の特徴は、相手の視界から自分の姿を眩ませる能力を有する点である。
これは銀色に輝く特殊な鱗粉によるもの(前後不覚効果を持つ鱗粉とは別物)。
この鱗粉は光を屈折させる性質を持ち、朧隠は身を翻すようにしてこの鱗粉を全身に纏い、一瞬にして背景と同化してしまう。
そして対象の死角から音もなく接近し、不意をつく形で攻撃を行う。






透明化しつつ通常個体と同じく催眠効果を持つ超音波を放つこともある他、交戦したハンターからは背後から爪の一撃を受けた際、尻尾でアイテムを掠め取られたという報告も挙がっている。





通常の個体よりも鱗粉の扱いに長けており、背後から大量の鱗粉をばら撒いたり、前後不覚効果を持つ鱗粉を翼で起こした風に乗せて飛ばし、切り付けるように攻撃する技を持つ。
この部分の羽の生え方は通常個体とは異なり、厳密には鱗粉の付いた羽を投げナイフの如く飛ばしている。



姿を消した朧隠の攻撃で最も警戒すべきは、身体を錐揉み回転させながら全力で突撃する攻撃である。
朧隠の攻撃の中でも最大の大技といえるものであり、当然喰らえば致命傷は免れない。
姿を眩ませた朧隠を捕捉する事は困難だが、強い閃光を発生させるとその光を鱗粉が反射するため、朧隠の輪郭が空間に一瞬浮き上がる。
また、纏った鱗粉はやがて剥がれ落ちてしまうため、長時間に渡って姿を消し続けている事はできない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1783454906248261663?s=19
また、攻撃を仕掛けるために大きく身体を動かすと、その勢いによって鱗粉が吹き飛んでしまうためか、攻撃の瞬間や終わり際には姿が見えるようになっている場合が多い。
ちなみに、頭部を損傷すると鱗粉を上手く纏えなくなり、普段より姿を捉えやすくなるとの報告もある。
・特殊個体化した経緯
こうした姿を消す性質を持つ特殊な鱗粉を初めとした、通常個体には見られない性質は朧隠の生息する地域の生態系に由来するという。
ホロロホルルは本来、特殊な性質の鱗粉を有するために天敵は少ない。
しかし、状態異常すらものともしない強力な捕食者が跋扈する厳しい生態系の地域に生息する個体は、身を守るために更に外敵を欺く術を身につけ、中でも突然変異的に鱗粉の特性が変化した個体が朧隠となっていったとされている。




・利用
透過鱗粉は加工すれば優れた彩色素材となるが、朧隠を狩猟し、素材を得られるのはごくひと握りの凄腕ハンターに限られる。また、それらの素材を用いた防具は朧隠の魂が宿り、特殊な性能を発揮するとされる。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg 198〜200


鳥竜種の書 夜鳥 ホロロホルル

2024-04-25 19:59:29 | 鳥竜種





「夜鳥」

ホロロホルル
Malfestio
鳥竜種
竜盤目 鳥脚亜目 鳥竜下目 ホロロホルル科
全長約550.49〜764.57cm
・狩猟地
古代林、原生林、孤島、遺群嶺
・概要、特徴
温暖な気候の森林地帯に生息する、大型の鳥竜種。
体格は大型鳥竜種の中でもやや小柄で、全長は中型モンスター程度。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1657231263504404480?s=19





体は鮮やかな藍色の羽毛に包まれており、「夜鳥藍」という色名の語源となっている。
他の鳥竜種と比べて嘴は短く、赤く輝く両目は正面を向く。


背後に立つ相手を見据える時には首を回転させる事があるが、その可動域は非常に広く、身体を前に向けたまま真後ろを確認することも可能で、その様は一見の価値があるとされる




また両耳は非常に筋肉質であり、これも広い可動域をもつ他、翼には剣のように鋭利かつ硬質な爪を持つのも特徴。


全身を覆う羽は正確には羽のように発達した鱗「羽鱗」であり、翼にも翼膜を覆うように付着している。
足指は前後二対ずつ生えており、千刃竜セルレギオスにも似た形質を持つ。






・生態
基本的には夜行性で、暗所を好むことから「夜鳥」の通称で知られる。
非常に狡猾な性質の持ち主で、休眠をとる際も外敵の攻撃を受けにくい樹上の枝の上で眠る事もある。
翼を覆う特殊な鱗粉により、その飛翔はとても静かである。
・食性
肉食性。脚部の鋭い爪を武器に、獲物の頭上から静かに襲い掛かる狩りを得意とし、ケルビやその死骸を捕食する様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476079389641035779?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると鋭い咆哮を上げ、同時に身体を大きく膨らませて身体を大きく見せて威嚇する。
空中からの奇襲を得意とし、外敵の頭上から爪で襲いかかったり滑空して突進する戦法を好む。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1476078342075863043?s=19





翼には翼膜を覆うように大量の羽鱗が存在するが、その翼の内側には金色の特殊な鱗粉が大量に付着しており、外敵との戦闘では頻繁にこの鱗粉を周囲に向けてばら撒く。
この鱗粉は吸い込んだ動物の方向感覚を狂わせ、一時的な前後不覚状態に陥れる作用を持つ。
夜鳥もこの鱗粉の特性を理解しており、羽ばたく際の風圧を利用して鱗粉をより広範囲に振り撒こうとすることもある。
更に前後不覚状態に陥って混乱している相手の隙を突く形で攻撃する事が多い。


こうして相手を翻弄する事から「幻惑の魔術師」の異名をとる。







興奮すると咆哮と共に頭頂部から後方へ長く伸びる耳を立ち上げ、鮮やかな赤に染まった内側を相手に見せつけると共に、普段は折り重なるようにして翼の縁に納めている翼爪を扇のように広げ凶暴性を増す。





翼爪は剣のように鋭く強靭であり、鳥竜種としては非常に珍しく、外敵に勢いよく叩きつけるように振るうことで攻撃する。








興奮状態になると鱗粉をばら撒く頻度と量も増え、より危険性が増す。


ブレスのような攻撃は持たないが、口からは『催眠波』と呼ばれる特殊な音波を発することがある。
この催眠波は睡眠袋の体液を指向性を持たせた超音波にかけ、音波振動によって霧状に放出するもので、浴びた生物を昏倒させる作用を持つ。


これを放つ際には集音と反響の性質を併せ持つ翼を広げ、音波を標的に向かって集中させる。
ホロロホルルはこれらの混乱、催眠能力を駆使して外敵や獲物の動きを封じる戦法を得意とし、これらの能力から、ギルドでは危険度は化け鮫や岩竜に比肩するものと見なしている。






・利用
美しい羽鱗から作られる衣装は、西域のとある国では王宮の仮面舞踏会や祝祭の際に身に着ける高級品として知られ、また手品師や道化師、軽業師の衣装としてもよく用いられる。
衣装だけでなく、色鮮やかな羽鱗そのものにも観賞用としての需要があり、特に首元や尾の先端だけに見られる「金羽」は珍重される。それらの素材を用いた武器は、獲物を幻惑し覚めない悪夢へ誘うとされる。
また、肩肉はホロロースと呼ばれ食用としての需要があり、ベルナ村ではこれを用いた創作料理も開発されている。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg 166、167