「飛甲虫」
ブナハブラ
Bnahabra
甲虫種
殻虫目 針尾亜目 ブナハ科
全長約78.84cm〜131cm
全高約174.4cm(翅含む)
脚の大きさ約19.1cm
(小型個体)
全長約218.3cm
全高約289.6cm (翅含む)
脚の大きさ約31.9cm
(大型個体)
・狩猟地
孤島、モガの森、水没林、原生林、未知の樹海、古代林、渓流、大社跡、遺跡平原、天空山、遺群嶺、地底洞窟、砂原、旧砂漠、火山、地底火山、凍土、氷海、寒冷群島など
・概要、特徴
様々な環境に生息する小型の甲虫種で、ランゴスタと比較的近縁の種。
発達した翅で縄張りを飛び回ることから「飛甲虫」とも呼ばれる。
⬇旧砂漠夜。昼と色が異なる
左右に張り出した赤い胸部と腹部の先端に備わる針、生息する環境ごとに様々なカラーバリエーションがある翅が特徴。
甲殻は脆く、ハンターの武器で倒すとバラバラに砕けて素材を剥ぎ取れない事が多いため、素材を得る際には毒で仕留めることが推奨されている。
・生態
ランゴスタ同様に多数の個体が巣を中心とした群れを作って生活しており、松明などの光に集まる習性も共通する。
壁などに止まって休んでいることもある。
腹部の先端の針には細い管が通っており、縄張りに侵入する外敵に突き刺して麻痺毒を分泌する。
また、特殊な体液を針から噴射するが、これは繁殖する際に産卵する苗床となる動物の死体の腐敗を促進させるためのもの。
大型の個体と小型の個体がおり、サイズには大きな差異がある。
時折大発生する事があり、そうなると家畜などに悪影響を及ぼす事もあるため、ハンターズギルドに数十匹単位での掃討の依頼が寄せられることもある。
また、大発生した地域の洞窟ではとりわけ大きな個体が現れ、群れの女王とされる。
・食性
針状の口器を持ち、モンスターの体液を吸う。
・危険度、戦闘能力
縄張りに踏み込むと神経毒や腐食液で積極的に攻撃してくるため、大型モンスターの狩猟中に攻撃を受けると一気にピンチになる恐れがあり危険。
この他、通りすがりに羽で斬りつけて襲ってくる事もある。
・利用
女王だけが持つ幻の針「クイーンニードル」はモガの村では希少な特産品として取引されている。他にも、強烈なフェロモンは昆虫の養殖に有用として農場での需要がある。
また、近年では本種に食材としての価値も見出されている(MHXR)。しかし、火が通りにくく、毒の処理にも時間が掛かるため、調理しようとすると時間とコストが掛かってしまうらしい。
甲殻は特殊な加工を施す事で飛竜の甲殻に匹敵する強度を付加させる事も可能であるが、薄く鋭い羽の方は加工が非常に困難。
腹部の毒針もその毒を利用した武具の素材としての価値が見出されるようになった。
また、近年ではとある貴族が夜会に着るための衣装のために大量のブナハブラの素材を欲し、ギルドに依頼を申し込むという珍事が起こった事もある。
ブナハブラを素材として用いた防具は元は猟奇趣味を持った酔狂な貴族の依頼で作られた装備であり、防具と呼ぶには奇抜でマニア人気が高い品であるが、その性能は生死をかけた狩猟でも十分に耐えうる程に頑強な、高性能な防具でもある。
艶のある飛甲虫の羽や甲殻は着る者に高級感を与え、その気品溢れる姿から、1部のハンターたちの間で流行。それに端を発し、お洒落を楽しむ街の人々の間でも広まっているようだ。
また、様々な地域の環境に適応するブナハブラの素材は様々な属性を宿すことが出来、他のどのモンスターよりも様々な属性を宿した武器を生産する事が出来る。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
復刻ハンター大全pg.261.371