「黒鎧竜」
グラビモス亜種
Black Gravios
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目
鎧竜上科 グラビモス科
全長約1993.76〜2623.38cm
・狩猟地
地底火山、原生林、未知の樹海など
・概要、特徴
鎧竜グラビモスの亜種。焼けた岩のような外殻の色から「黒鎧竜」の異称を持つ。
甲殻が黒い理由は通常個体と比較して体内に発生する熱が異常に多いこと、そしてそれにより更に耐熱性を得るためである。
通常種に比べて外殻の硬度も増しており、その堅牢さは他に類を見ない。溶岩の熱をものともしないのみならず、冷気や龍の属性攻撃すら受け付けないほど。
黒い仮面のように見える頭部には高出力ブレスを支える構造を持ち、研究が進められている。
・危険度、戦闘能力
豊富な熱量を体外へ頻繁に放出することから、熱線の扱いに非常に長けていることで知られる。
通常個体同様に高低差の激しい場所でも首や身体を的確に動かして薙ぎ払う技を見せるが、中でも最大の脅威となるのは、怒り時に放たれる、膨大な熱を一気に集約させて放つ熱線である。
蒼白く見えるほどの熱量を誇るそれは通常の熱線を遥かに凌ぐ威力を誇り、グラビモス亜種自身も発射の反動から後退を余儀なくされる程だが、その反動を利用し、後退しつつ熱線を縦に薙ぎ払うことで自身の懐や空中へ逃れようとする外敵までも焼き尽くそうとすることもあり、非常に危険度が高い。
そのため、ギルドでも狩猟に向かうハンターに対しては前述の熱線に関する注意勧告を行っている。
・利用
他に類を見ない堅牢さを持つ黒鎧竜の素材の加工は困難を極めるが、それらの素材から作られた防具は鎧竜素材の防具すら凌駕する防御力を持ち、単純な防御力は勿論のこと、ガンナー用は属性防御にも重点を置いた造りをもち、堅固な城壁のようにどんな攻撃も通さない。
しかし、その代償として石造りの床にもヒビが入ろうかという圧倒的な重量があり、身に着けているだけで猛者の証明ともなる。
武器として加工すれば、優れた排熱能力や有毒の性質を活かした炎や毒の属性を備えた業物となる。
・ソース
MH4G
復刻ハンター大全 pg.89