「一角竜」
モノブロス
Monoblos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 角竜上科 ブロス科
全長約1903.97cm~2704.50cm
全高約535cm
足の大きさ約174cm
・狩猟地
旧砂漠、未知の樹海、(ココット村周辺)など
・概要、特徴
人里離れた辺境の、限られた地域の砂漠にのみ生息する飛竜種で、発見例は少ない。
後頭部に張り出した大きな襟飾りと、力強さと気高さを感じさせる「真紅の角」が最大の特徴。モノブロスの"モノ"とは「単」の意味であり、「一本角」、「一角竜」とも呼ばれる。
額から伸びる一本の太い角は丈夫かつ鋭利で、螺旋構造を持っているため貫通力も大きい。
この真紅の角の色艶は貫いた命の数に比例するとも言われる。
前肢も力強く、ガレオスを押さえ付けて動きを封じる姿が目撃されたこともある。
後頭部に張り出す襟飾りは自身をより巨大に見せ、敵を威嚇するためのものだが、繁殖期には雌に求愛する際に使われることもある。
襟飾りには皮膜の薄い部位があり、モノブロスが興奮状態になると充血して赤い模様が浮き出す。
特徴の類似からも窺えるように角竜ディアブロスとは同じ科に属する近縁種であり、かつては亜種とみなされていた。
「ココットの英雄」と称されて尊敬されるココット村の村長は若き日にモノブロス討伐に単独で成功し、それがハンター稼業が誕生したきっかけとされる。その戦いは7日間に及んだとも、1ヶ月にも渡ったともされる。
それゆえにモノブロスは伝説的なモンスターとされ、ハンター達の間ではモノブロスを単独で討伐することが自らの勇気を示す英雄の証、ハンターとして一人前とされるようになった。
そのため、モノブロスの狩猟には必ず単独で挑む事が暗黙の了解、不文律となっている。
・食性
草食性。サボテンを主食とする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1790719485835719023?s=19
・危険度、戦闘能力
発見例は少なく、人前に姿を現す事は極めて稀であるが、気性は荒く獰猛。ひとたび現れれば周辺地域に甚大な被害を齎しかねない。
その強さは、強大な王国の兵士が束になっても敵わなかったという逸話すらあるほど。
いかめしい外見とはうらはらに、動作は俊敏である。得意な地上戦のほか、爪を使って砂に穴を掘って潜行し、獲物の足下から一撃を加える。
口からブレスを吐くことこそないが、 その雄叫びは耳をつんざき、最早大音声というより衝撃波と呼べるほどで、熟練のハンターですら金縛りのような無防備の状態になってしまうという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1790721830409695285?s=19
外敵を確認すると強い脚力を活かして猛進し、20mの巨体の重さを角に乗せた一撃の威力はすさまじく、立ち塞がるものを全てなぎ倒し、ハンターの命を瞬時に奪うことすらあり、堅い岩ですら貫いてしまう。
長い角の攻撃は狙いが正確で、砂上船の機動力を以ってしても躱せないほど。
熟練のハンターは岩盤を背にして立ってすんでのところで一撃を避け、 モノブロスの角が岩に突き刺さって身動きが取れなくなったところで角を切り取るという。
気品と勇壮さを兼ね備えたその雄姿に魅了され、名声と英雄の称号を夢見て単独で死地に赴き、モノブロスに挑む狩人は数多いが、その戦闘力の前に返り討ちに遭うケースが殆どで、毎年何人ものハンターが命を落としている。
・利用
モノブロスの素材は熱砂に鍛えられた結果として圧倒的な硬度を得ており、持ち主の力を誇示するかのように暴力的で美しい。
真っ直ぐに伸びた一本角はハンターにとっては大きな脅威である反面、武器の素材としても垂涎の的である。
稀に入手出来る肉には食用としての利用価値もあるが、筋張っていて人間にはあまり好まれない。
また、モノブロスの心臓には特殊な成分が含まれているとされており、失われた剣の斬れ味を完全に復元する効果が秘められているという。
一角竜の素材を用いた防具は分厚い装甲によって圧倒的な防御力を誇り、燃え立つような深紅の角の輝きは狩人の矜恃の証である。
それを纏う狩人は伝説となって歴史にその歩を刻み、後世に語り継がれるという。
深紅の角を加工した武器は鋭く攻撃的な仕上がりであり、頑丈さにも定評がある。それらの武器の作成には火炎袋が用いられる場合も多く、火属性を宿す事が可能である。
・ソース
MH3G
MH4G
復刻ハンター大全pg. 68 & 90、164
モンスターハンター モンスター生態全書Vol④