WRX S4の ぶつからない!?ミニカー頂きました。
現在、LEVORG STI Sportの2.0Lを所有していますが、トランスミッションはCVT搭載です。
搭載されているスポーツリニアトロニックという仕組みに不満はありません。
CVTでありながら、走行モードを変更すると疑似ステップ変速で、6速と8速のモードになり、マニュアル変速も楽しめます。
300ps/ 40.8kgf・m 2000rpm-4800rpmという性能はCVTを極めた感がありました。
スバルのCVTの特徴は、
LEVORG 改めてスバルのCVTについて考えてみた 2015-01-06
こちらを読んでいただけると理解しやすいと思います。
しかし、
今回乗り換えるWRX S4は、数値性能で言うと、275ps 38.2kgf・m 2000rpm-4800rpm
排気量が2.4Lにアップしているにも関わらずスペックがダウンしているのです。
最初に魅力を感じなかった点がこの部分で、
レヴォーグのFA20エンジンに及ばないことをずっと疑問に思っていました。
まぁ、世間のガソリン車への風当りが強くなり、燃費の性能を求められる以上仕方がないのかな。と。
(ピークパワーがダウンしているのは、スクエアからロングストロークエンジンに変わったことも要因ですね。)
このようなことが原因で、完成形のスペックダウンのCVTかと思いましたが、
書籍やカタログを読み進めると他の点で工夫していることが分かりました。
新型のトランスミッションはSPT(Subaru Performance Transmission)と言うらしいです。
レヴォーグとの違いは、
例えば、「レシオカバレッジ」という指標があります。
トランスミッションの1速~最高段までの変速比のことを指すのですが、
初代レヴォーグは 6.44 それに対して
新型S4は、なんと 6.91 に広がっているのです。
一般的なクルマのレシオカバレッジは、5~6の間の数値です。
初代レヴォーグが6.44もあることに驚いたのですが、6.91には驚きました。
ドライブモードにComfort、Normal、Sport、Sport+ (これら4つのモードの性能を個人向けにカスタマイズできるIndividualモードもあります)の4つの性能を取り入れています。
少ない数値で4つの性能を取り入れても、違いは分かりにくいですね。
レシオカバレッジが広くなった分、それぞれのモードの違いがより体感できるようになったのだと思いました
初代レヴォーグでは、ほとんどの走行でSIドライブのIモードをメインで使用しています。
高速道路の追い越しや合流時にSモードを使用するくらいでした。 S#はエンジン特性が豹変するので燃費も悪くたまにしか使いません。(^^) でも楽しさと破壊力はすごいですよ。
「WRX S4のすべて」という書籍には、Comfortが家族で乗ったり、ゆったり走らせるに最適であると書かれていましたので、 これまで乗り心地が悪い、固いと言われていたレヴォーグからどれだけ進化したのか、
真っ先に確認したいですね。
その他には、
実はレヴォーグは、Dモードではなく、マニュアルモードで走ると楽しいのですが、
その変速の感覚の部分にも手を入れてきたようです。
これまた「WRX S4のすべて」の引用になってしますのですが、
DCTと遜色ない仕上がりのSPTの良さ。
「CVTだから」が不要なくらいの仕上がりだ。具体的には「直結感」「小気味良さ」が格段に増しており、CVTのネガはほぼ解消されたと言っても良いだろう。 7ページ目 興味がある方は購入して読んでみてください。
高速道路の合流や追い越しで使用する70km/hからの加速応答性も3割従来のものから向上しているようです。
私は、GRF WRX STIでEJ25を経験しているのですが、
排気量が大きい関係で低速の扱いがとてもしやすく、過給が掛かり始めるのは80km位からだったのを覚えています。 S4も2.4Lありますので、エンジンの特徴は似ているのかもしれません。
(反面、GRFは驚くほど燃費が悪かったです。笑)
SPT じっくりと味わってみたいです。
楽しみに待ちたいと思います。
了
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