今日は、カシオ Men in Smoke フロッグマン DW-8200MS-8Tの電池交換、メンテナンスの手順を写真付きで説明します。
1.
電池切れで液晶表示は止まったまま。
潜水蛙のイラストはELバックライトで浮かび上がる仕組み。
フロッグマンでイラストが浮かぶ仕組みは限定モデルの仕様になります。
色がちょっとアレなんで、購入してからかなりハードに使用したのですが、ベルト、ベゼルの崩壊もなく外装はきれいなままです。
なんか、純正の黒のベルベゼは加水分解で長い年月に耐えられないイメージで、このスケルトン系のベルベゼは長く持つイメージです。部品の成分が違うからですかね。
おかげでオールドGショックとして使用できるので感謝しなければなりません。
2.
ばね棒外しを使用して、時計本体とベルトを外します。
接続の部分は埃や汚れが溜まっていますので、少し濡らした綿棒でキレイにします。
フロッグマンに限らず、ボタンの部分が汗などで錆びている場合があります。
錆びないように使用した後、キレイなクロスで汗を拭きとるだけでその後の状態は見違えるほど異なります。
3.
統計のケースオープナーを使用して、スクリューバックを外します。
潜水対応の200mm防水のため、裏蓋はスクリューバックになっています。
ケースオープナーは色々ありますが、中華製のモノは止めましょう。
ビットの出来が良くないので、開けるときに滑って、ケースに傷をつけてしまいます。
私は、2爪の「明工舎 MKS-19400」を使用しています。
少し高いですが、日本製で工具の精度が高いので傷をつけることなく確実にオープンすることができます。
下から、時計回りに
Oリング(ゴム製)時計の防水機能を高めるためのパーツ
裏蓋(ステンレス製)レーザー刻印のイラストが入っているので傷をつけないように開ける必要があります
時計モジュール 電池はCR2016
ステンレスベース
ゴムベース この2つのベースは時計のモジュールを浮かせるために必要なパーツ
Oリングのゴムの状態を確認して、シリコングリースを綿棒で塗布します。
電池の交換が終わったら、必ず時計のリセットを行います。
そうしないと、液晶表示しません。
モジュールの電池横に小さくACと書いてある部分と、電池のプラス部分をピンセット等を使ってショートさせます。
液晶が表示されれば電池交換作業終了。
各種パーツを外していった順序と逆に装着して裏蓋を閉めれば完了です。
※裏蓋はゆっくり確実に回しましょう。
外したベルトを本体に接続して出来上がり。
慣れていれば10分もあれば作業できると思います。
スマホ等で写真を撮りながら外していくとパーツの位置を間違わないのでおススメです。
4.
時間を合わせて写真撮影。
この頃のG-SHOCKはMen in シリーズと言って、
ブラック、イエロー、レッド、ホワイト、スモーク、ブルー、と各色展開していました。
どのモデルもフロッグマンが人気で手に入れるのが大変でした。
全部持っていましたが、年月とともにベルベゼが崩壊して本体だけという間抜けな恰好になっています。
Men in Smokeは比較的容易に手に入れることができました。
発売当初は、フロッグマンの人気モデル イルカクジラ オーシャンに似ているという事で人気はあったようです。
発売日は1998年9月
24年物のオールドG-SHOCKの復活です。
了
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