Amazonで本を探しているときに、懐かしい本を見つけました。
それは、私が小学生高学年~中学生の時に食い入るように読んでいた、
松本零士 氏の戦場まんがシリーズをまとめた本。
戦場漫画150作超の作品&兵器解
松本零士 戦場漫画大全
2,343円
本屋さんと違って手に取って中身を見ることができないので、期待半分で購入してみました。
本日届いたのですが、期待通りの書籍でした。
氏の作品の一つ一つを2ページでまとめ、読みどころを解説する本です。
じっくりと読んでみようと思います。
そもそも、なぜ戦場まんがシリーズにはまったのか。
松本零士氏のメカの描写は当時から優れていたので、
最初は描かれる兵器としての美しさや性能に興味を持ちました。
ところが、まんがを読み進めると、
登場する主人公らしき人は、戦死してしまったり、ミスをしたり、よくしくじるのです。
しかも、ほとんどが戦争で負けた、日本やドイツを描いた作品で、
登場する兵士は、国のために戦うというよりは、
大切な人のために戦ったり、
自分の夢を持っていたり、(戦争にならなかったら、芸術家や科学者などになっていた) 仕方なく戦っていたそのような人が多かったです。
どこか憎めなくて、それでいて話が悲しかったのを覚えています。
なぜか、その部分にとても魅力を感じてファンになっていきました。
自分は、この漫画を読んだことで、
第二次世界大戦や太平洋戦争がなぜ起きたのか理由や経緯を夢中になって調べました。
松本氏も この書籍のあとがきで書いていますが、
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目の前の敵を殺す。
でも敵兵にも家族がいて、彼の死は周囲の人々を悲しませるんです。
だけど、敵兵を見逃してしまったら、いつか自分の仲間が相手にやられるかもしれません。
どちらを選択しても悲しみしか生まない。
帰ってこられなかった人たちの悲しみ。
帰ってきても待つ人が誰もいない悲しみ。
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まさにこの気持ちになります。
昨今は、
21世紀にもなっても、同じ過ちを繰り返していることに、憤りと悲しみを覚えます。
一方、
このマンガに出てくる、メカは好きでした。
戦闘機や戦艦、戦車など戦争で人を殺す兵器なのですが、どこか美しかった。
多分、無駄な飾りが無く機能美を突き詰めたものであるためそう感じるのかもしれません。
ラインの虎 に出てくるキングタイガー (タイガー2)
ベルリンの黒騎士 のMe-262
大艇再び還らず の二式大艇
これらをプラモデルで作りました。
作って、主人公になったつもりで眺めていたのを思い出します。
面白いことに、現在、世界中で有名な自動車メーカーや飛行機メーカーは第二次世界大戦の時に、
戦争で使用するエンジンや兵器を作っていたのです。
今、この昔の作品を読み返してみると、当時とは違った感覚で読めていることに驚きます。
自分も家族を持って、齢を取って、人生の機微を知ったからなのでしょうか。
私と同じ年代の方は、たぶんこのまんがシリーズをご存じだと思います。
作品を知っている方はもう一度読み返してみてはいかがでしょうか。
新たな発見があるかもしれません。
了
会社出社したときにコソーリ寄ろうかな。
太平洋戦争と言えば中島飛行機は外せませんね。
松本零士さんの漫画はヒトの描写が生々しくて考えさせられます。
今を生きる自分がそれで良いのかと問われる漫画でもあります。
続きは居酒屋で!
レヴォーグの仲間でこの話ができるのはbbさんだけだなぁ。。。笑
なんか良いですよね。我々の世代にハマるのでしょうね。
スバル 中島飛行機は
戦闘機では、
一式戦闘機 隼(ハヤブサ)
二式戦闘機 鍾馗(ショウキ)
四式戦闘機 疾風(ハヤテ)
エンジンは
星型エンジン
榮(サカエ) ゼロ戦にも積まれた。
誉(ホマレ)
が有名ですね。そんな歴史がスバルを好きな一因なのかもしれません。
クルマの話になってしまいましたが、笑
このマンガの話を含め、
日本は艦艇の名称や飛行機の名称がステキなので、その話もしてみたいです。
飛行機で流星って名前、これ以上ないセンスだと思っとります。(`・ω・´)ゞ
以前お話ししたとおり、この漫画に同じメンタルを感じます。
大艇再び還らずの近藤家。
家長として見習いたいモノがあります。
また機会を作ってこの漫画について語り合いたいです。