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サバティカル休暇

2019-06-05 20:32:46 | Life

 

私事ではありますが、7月から3ヶ月間。

会社の制度を利用して、サバティカル休暇を取得する予定です。

 

サバティカル休暇は一般的に、「キャリアップに必要な自分磨き」などに使われますが、

私の主たる目的は、親(家内の親も)の介護になります。

 

 

私の母は消化器系の疾患を持っていて、昨年、ちょうど今頃、消化器系の出血で重篤な貧血になってしまい。

救急車で運ばれ、10日ほど入院していました。

 

実は、2-3年前から、物忘れがひどくなったなぁ。と感じることはあったのですが、

この入院で、認知症の症状がハッキリと出てしまいました。

医者によると、せん妄という症状も混じっているが、症状がひどいので退院したら、専門医に診てもらってください。

と言われました。

退院してから、体力を回復させて病院に連れて行き、脳のMRIを撮って診断してもらったら、

アルツハイマー型の認知症の所見があると言われました。

 

せん妄の症状も退院してからしばらく続きましたが、それが引いても、物忘れや見当識違いが著しく出るようになってしまいました。

 

それからは、まず、近所の民生委員に相談して、地域包括センターを紹介してもらい、

介護度を認定してもらいました。

(民生委員の方に相談したので、認定まで1ヶ月程度で事が進みました。)

その後、ケアマネージャーが介護計画を立ててくれて、お弁当(食事の手配)、デイサービス、訪問看護と契約して見守りを強化することで、一人でも生活できるようにしてもらいました。

 

認知症は、発症したら一度に全部分からなくなる。と勘違いしている方もいるかも知れませんが、

一人でも出来ることは沢山あるのです。徐々に症状が進行する怖い病気なんです。

 

とは言え、これは経験した人しか分からないと思いますが、

毎日電話や、2週間おきの様子確認、買い物、家の対応など、私も負担がかかるようになりました。

イライラや怒ることが一番いけない事だと、さまざまな介護の書籍には書いてあるのですが、

やはり、自分の親です。最初はこんなことも忘れてしまうのか。と怒鳴ったり、怒ったりすることがありました。

 

しかし、今年のGWに母親を実家に送っていったとき、

私の名前を間違えて、私は「違うよ。」と言った時に、母親が涙をポロポロとこぼして、

「ごめんね。自分でも変なことを行っているように思うのだけど、よくわからない。ごめん、ごめん」と言ってきました。

 

この時に、本当に「分からないんだ」とはっきりと気がつき、以降、

良い意味で自分の中で割り切って、母親に対応することが出来るようになりました。

 

同じことを何度も聞かれても、答えを返します。

出来ないことがあっても、心配ない。と励まします。

イライラしない。細かい事は気にしない。

 

その方が、母親にとっては安心するみたいで、笑顔が戻るようになりました。

本に書いてあることなのですが、なかなか自分事となると実践することが難しいです。

 

ですから、

サバティカル休暇中は、母親の看護と共に、家の事(財産など)をきちんとするつもりです。

 

同様に、家内の父も齢80歳を超え、同じような症状が見られるので、

私が休暇中は息子の面倒を見て、家内が実家に帰って、義母の手伝いや息抜きが出来るようにします。

 

 

期間中は、息子も夏休みに入りますので、

息子の対応(旅行に連れて行ったり、勉強を見てあげたり、レヴォーグで二人で旅に出たり)もしてあげたいです。

 

 

きっと、3ヶ月はあっという間です。

ここに書いた問題が改善されることは無いと思っていますが、良い経験としたいと思います。

 

 

私の会社にも、同年代の方は同じような悩みを持っている人が多いです。(認知症でなければ病気など)

これから、日本は超高齢化社会になります。

経験が他の方の参考になれば良いと思います。

 

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Daishi)
2019-06-06 00:52:12
GWのお母様の件、泣けてしまいますね。
お母様も、なりたくてなったわけじゃないし、悔しさとか、色々な感情が溢れたことによる涙ではないでしょうか。
私の母親も70オーバーの独居老人…幸い今は元気ですが、色々大変になるまで時間の問題かと。しかも大阪…
どうしていけばいいものか…悩みが尽きません。
akさんのような人生の先輩の生き様を参考にさせて頂ければ幸いです。
サバティカル休暇…なかなか取れる休暇ではないですし、この休暇がakさんとご家族にとってより良いものなること祈っております。
また色々教えてくださいm(_ _)m
返信する
ありがとうございます (ak)
2019-06-06 09:18:47
Daishiさん
おはようございます。

なかなか、最初は現実を受け止めるのができずに大変でした。
自分の気持ちの問題なのですができません。
今は少し冷静に考えられるようになったので、大丈夫です。
いろいろ本当に大変ですが、周りの方々に助けられて対応することができています。

お会いする機会も、まだまだありますので、なんでも聞いてください。
分かっていることなら、アドバイス出来ます。

暑気払い、よろしくです。笑い
返信する
Unknown (珈琲中毒)
2019-06-06 12:46:12
こんにちわ
GWのお母様の言葉、よくわかります。
私も療養中初期は似たような体験をしました。
(頭はもう完全復活しました)
自覚がないから更に不安なんです。
自分が正気かどうかの判断ができなくて。

昔同じ様にもう亡くなった祖母につらく当たった記憶があります。今になるとかなり後悔です。

良い制度があって良かったですね。
確かにあっという間だとは思いますが、
akさんご自身の為にもお母様との時間大事にしてください。
返信する
Unknown (bbw1150)
2019-06-06 13:06:38
体験談を書いて頂いて、akさんのお母さまに対する思いや、我が身に起きた時にどう対処するべきか道筋が伝わってきます。

高齢の親が衰えていくのを見るのは忍びないですが、生活しやすい環境作りや、寄りそって生きて行くのが一番なんだなぁ、と痛感させられます。

akさんの息抜きモードの時にはお役に立ちたいので、体育館裏に呼び出して下さい (^^;ゞ
返信する
自分が変な事いっているという自覚はまだあります (ak)
2019-06-06 21:13:17
珈琲中毒さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

母は、まだ自分が変なことを行っているという自覚はあります。それで、無理に話を合わせたりということをやってしまうのです。
初期症状は過ぎていると思いますが、そんな感じです。

歳を取ると、だれでも物忘れはあるのですが、今は程度の問題です。

症状は、昼間と夜だったり、調子のよい時と悪い時があります。それを見極めながら対応したいと考えています。
返信する
まさか自分の母親が。 (ak)
2019-06-06 21:17:35
bbw1150さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

最初は、まさか自分が。。
というのが正直な気持ちでした。
現在の医学では治療する薬も方法も無いので、進行をいかに遅らせるかということです。

今、80歳ですが、もう、あれはダメ、これはダメ、と食べ物でも、やりたいことでも止めることは無いようにしています。
快適な気持ちで過ごしてもらった方が良いからです。

歳を召しても、元気でいられるという事は、とても素敵な事です。
お互いに見守る。という気持ちでいたいですね。

暑気払い楽しみにしていますー
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