滝川第二中学校・高等学校演劇部

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いつか大きな財産に・・・

2006-03-10 | 第8期部員の活動日誌
B棟とC棟の真ん中に位置するプレハブ。
ここが我が演劇部の部室です。
部員たちは放課後 わらわらと集合してきます。
この部員の中から将来、
職業として役者を志す人がいるかもしれません、
いないかもしれません。

芝居を仕事としてやる、やらないということは
そう大事ではありません。
大事なのはこの部室で私たちが

懸命に何かを生み出そうとしている
何かを真剣に伝えたいとしている

というそのことなのです。
そしてその課程が大切なのです。


個人的な話となりますが、
私には小さい頃から夢が2つあって、
その1つが女優になることでした。
演技の経験が全くないのに・・・です。
まだ小学生でしたから、才能というバケモノの存在を知らずにいたせいでしょう。
願えば何にでもなれると信じていた頃ですから。


いい先生やいい台本に恵まれて、私の場合
少しだけ夢に近づけました。

ただ、芝居って知れば知るほど難しく
苦悩も生まれました。
関わるほどにしんどいものでした。
そういう中で、いくらかわかったことがあります。

芝居って特異なものではなく、
日常のありふれた場面や感情を煮詰めて
圧縮したものだということです。
基本は日常の中にあるということ。

自分の目の前にいる人や今起きていることに興味を持ち、
じっくりと観察をして、
おもしろいことをいっぱい吸収すること。
舞台の上で役を演じるには
そういうありふれた日々こそ大切な糧となっていくのでしょう。


たとえ将来役者になれなくとも、
私はいつも輝いていたいです。
そのために今何をすべきか、そのことを教えてくれたのが
この部室でした。
一つの作品を作り上げるために、この部室でみんなと
泣いたり笑ったり迷ったり悩んだりしました。

このことが、いつか私たちには
大きな財産として心にしっかりと残されるはずです。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拍手 (茶子)
2006-03-11 21:01:41
フーミン、ナイス感動しました
返信する
そしてまた手違いをする私 (ケイコ)
2006-03-11 09:10:30
ごめんなさい。

私Enterキーが好きなのか、ポチッポチッと良く押してしまうんです。すると、途中なのにコメントが投稿されていまうという虚しさ・・・・ごめんなさい。







フーミンは今支えるものがありますか。

大人は、自分で自分を支える術を持つべきらしいです。



私は今頭の中が大混乱してます。

大学へ行く意味すらもわからなくなってしまった。演劇という道に進みたいという気持ちと、そのために大学へ行く関連性はあるのか?と。



一度答えが出ていたはずなのに、今は真っ白になってしまいました。

返信する
Unknown (ケイコ)
2006-03-11 08:27:41
フーミン、三木でしっかり演劇学んで来てね
返信する

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