The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

はじめての再会

2011年04月11日 | ASB活動日誌
先日、人と会った。
前々から予定していたのではなくて、友人Tが関西に立ち寄るので会おうか、というのが発端だ。
そして友人Tが言う。「知り合いのドイツ人も今たまたま関西にいるから、3人で会うのはどうか」
私ひで氏はいわゆる面識のない「友人の友人」に会うのが好きだ。
なぜならたとえ見も知らぬ人でも、自分が友人と思っている人の友人ということは、面白い出会いになる可能性がグっと上がるからだ。

ということで京都で待ち合わせして、少し遅れて合流。
友人Tの友人であるドイツ青年と自己紹介する。
飲みに行こうということで店までの道のり、当然ながら基本的な会話を交わす。
日本は初めてか、なんでまた日本へ、などなど。王道だ。

すると、どうも話がおかしい。
かみ合わない、というおかしさではない。

かみあい、すぎるのだ。

会話をし始めてすぐに、記憶の奥深くにぼやっと現れた人がいた。
あーなんか同じようなドイツの人と昔はなしたことあるなあ。結構似たようなことやってる人いるんだなあ。。。
奈良にも来た事がある?あーあのドイツ人も奈良に来てたなあ。。。

ちょっと待って。と会話を制する。

奈良に来て、そのとき何をした?○○に泊まっていなかったか?
そのとき、ある日本人と話なかったか?

つまり、
君とオレは、会ってないか?

通常のドラマや映画なら、ここで「オーマイガアーーッツ」と言って名前を呼び合い、固い握手を交わす。
しかし今回、驚いたことに、

互いに互いのことを全く覚えていないのだ。

状況は充分に思い出した。確かに、間違いなく会っている。なんかそんなのがあったのは覚えている。
しかしお互いに、顔を全く覚えていない。
片方がこういう状況なのはたまにあるが、二人ともそういう状態というのはなかなかに珍しい。
特にいつも「その目は。。。忘れようにも。。。」と節目がちに言われることが多い私ひで氏にとっては非常に新鮮な経験であった。

印象が薄い、とかいう問題ではない、何か突然その記憶だけが互いに欠落した感じ。


その後も互いの記憶を取り戻すように話をしたが、二人とも全く当時何を話したか思い出さなかった。
再会なのに、限りなく初対面。

はじめての再会、だ。


あたしゃ、こんなの初めてだ!








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