四小は、もう、うれしくてたまりません。さっそく、その子に語りかけてみました。すると
その子は、最初こそ驚いた顔をしたものの、すぐ慣れて反対に、
「あなたは、だあれ?」
と、四小に訊いてきました。四小は、もう、うれしくてうれしくて、自分のことをペラペラと
かいつまんで話しました。その子は黙って聞いていましたが、最後に、
「ふ~ん、そうなの。じゃあ、これからいっぱいお話できるね。」
と、うれしそうに言って、入学式の行われる教室へ入っていきました。四小は、
うれしくてしかたありませんでした。顔に満面の笑みをうかべて、喜びを表して
いました。