バンコクでロングステイ始めました!

バンコクロングステイのあれこれを記録代わりに記事にしています。

昔懐かしロティサイマイ

2024-07-07 10:30:00 | ロングステイ

私が通うチュラ大では、曜日やイベントによって、たくさんの露店や屋台が出現し、なかなかの賑わいを見せる。ご飯類、おかず、果物、菓子、飲み物、アクセサリー、衣料など、出店は多岐に亘り、見たこともない物を目にすることができるので、見つけたら冷やかし半分で覗くことにしている。そんな折、郷愁を誘う一品を見つけたので、普段甘いものを口にすることはまずないのだが、思い切って買ってしまった。

それがこのロティサイマイというお菓子。空気で膨らませたビニール袋に入っていると知ったら、皆さんは日本の何に似ていると思いますか?そう、子供の頃、お祭りの夜店で親に買ってもらった綿菓子です。東京と約2900マイルも離れた異国の地で、異曲同工とでも言うべき物に出会うのは実に感慨深い。

綿菓子のあのふうわり口の中で溶ける優しい甘さ、大好きな故に翌日食べようと残しておいたら、しぼんでしまった時の切なさ、近所の駄菓子屋に綿菓子製造機が登場し、10円玉を投入して、広がる綿を割り箸で巻き取る楽しさ、は今でも心の奥にそっと棲んでいる。

ロティサイマイと綿菓子の違いは、まず形状。細い針状の飴が繊維状に絡み合っている。どのようにして作るのか、不思議に思ってYou Tubeを検索すると、面白い動画が見つかった。溶かした砂糖を煮詰めて作る飴を、熱いうちに棒状にし、両端を繋げて引っ張るのである。これを何回も続けると、1本が2本、2本が4本、4本が8本というように2のn乗で本数が増え、細くなって行く。まさに熟練の技であり、一見の価値がある。肝心の味だが、繊維状だけにふうわり感には乏しいが、口に入れるとすっと溶けるのは綿菓子と一緒。サトウキビ由来の砂糖を使っていて、甘さだけでなく、香ばしさもある。これをクレープみたいな薄い生地で包んで食べるのがタイ式であり、ロティサイマイは古都アユタヤの名物だそうだ。

潰れないよう大切に持ち帰り、3日間楽しんだが、問題が二つ発生した。一つ目は、飴をちぎる際に、細かな屑が発生し、これが湿気を吸ってテーブルをベタベタにすること。これはテーブルに紙を敷いておけば防ぐことができる。二つ目は、飴の量に比べて、付いてくるクレープの枚数が圧倒的に少ないことである。10枚入っていたのだが、全部使っても飴が半分近く残ってしまった。もっと大胆に飴を盛らなければいけなかったようだが、貧乏症の私にしてはたっぷり包んだつもり。仕方なく、翌日同じ店へクレープだけ買い足しに赴いたのであった。

 

 

 

 

 


チュラ大 Intensive Thai Level 2

2024-07-03 09:40:14 | ロングステイ

機材変更のため、30日のJAL便の出発が5時間45分遅れたが、驚異的な頑張りで4時間58分まで遅れを詰め、自宅にたどり着いたのは21時半。そして翌7月1日からチュラ大文学部のインテンシブタイコースレベル2が始まった。いよいよタイ文字の登場である。

担当する4人の先生のうち、シャンペーン先生を除く3人は初めてであり、初日はダナイ先生。パッと見、フォークシンガーのなぎら健壱に似ているので、私の中では「なぎら先生」と呼ぶことにした。この先生はCTFL(Center for Thai as a Foreign Language)でCo-coordinatorを勤めており、他の先生よりもポジションが上なのだが、熱心さとパッションは他の先生以上のものがあり、思わず引き込まれた3時間だった。この日は休憩を1回しかもらえなかったので、日本の大学と同じ90分授業となり、終わった後にどっと疲れが来た。

クラスメイトは、英、仏、瑞、印、加、台、韓、香港育ちのタイ人が1名、そして日本が3名の計11名。男女比は私を含めると5:7、勿論私がダントツの最年長である。特筆すべきは、クラスの雰囲気の明るさとタイ語レベルの高さ。8人が5月のレベル1から一緒に進級してきて気心が知れている上に、日本3人と台湾の女性がムードメーカーになっていて、華があるというか、とにかく賑やか。男どもは肩なしである。また、クラス内の会話は2/3がタイ語で、発音も綺麗。レベル1を終えたばかりとはとても思えず、皆かなりの実戦を積んでいるようだ。

このような雰囲気は嫌いではないし、優秀な先生の下、高いレベルで競い合えるのは、願ってもないこと。ひと月半後の自分がどうなっているのか、とても楽しみである。