バンコクでロングステイ始めました!

バンコクロングステイのあれこれを記録代わりに記事にしています。

高架鉄道(BTS)と地下鉄(MRT)

2024-01-27 10:00:00 | ロングステイ

高架鉄道(BTS)と地下鉄(MRT)は、バンコクを訪れる旅行者の多くが利用する公共交通機関である。近年、路線延長や新規開設が相次ぎ、それぞれに路線網が充実して便利なものとなっている。利用者も多く、朝夕の通勤時間帯は、東京を彷彿とさせる混み具合で、幹線であるBTSスクンビット線では、乗車のために一本見送る利用者もいるくらいだ。

この両者はアソーク(MRTスクンビット)、サラデーン(MRTシーロム)など、いくつかの駅で乗り換えが可能であり、利便性の更なる向上と悪名高い渋滞の改善が期待されている(目に見えて緩和されたようには見えないが)。しかしながら、BTSとMRTは、以下に述べるように相互の使い勝手が非常に悪い。もしかして、経営者同士が犬猿の仲ではないかと、勘繰りたくなるくらいなのだ。

1. BTSはカードタイプの切符で、入札時は自動改札機に挿入する。一方、MRTは硬貨型のプラスチックトークンで、タッチして自動改札を通過する。初めて利用した時は戸惑いました。

2. 東京なら、JR東日本はSUICA、私鉄各社はPASMOと、別々のICカードを販売しているが、相互利用が可能である。バンコクでも券売機に列ができるので、リピート利用するのであれば、ICカードを使った方が断然楽ちんである。BTSはラビットカード、MRTにはMRTカードがあるのだが、こともあろうに相互利用ができないのだ。仕方なく私の財布には2枚のICカードが入っている。余談だが、バスにもICカードがあって、これもバスにしか使えない。しかも全てのバスで使える訳ではなく、エアコンの付いた最新車両に限定されるので、もっと酷い(私はバスは現金払い)。

3. ICカードには、Student、 Adult、 Senior(60歳以上)の3種類があるのだが、BTSではシニアカードはタイ人限定なのに対し、MRTでは外国人でも購入することができ、しかも運賃が半額に割引きされるのだ。これはとても有り難い。

4. BTSには1日に何回も乗り降りできる一日乗車券(150バーツ)があるが、MRTにはない。

5. 新設されたイエローライン(サムローンとラップラオを結び、途中フアマークでエアポートリンクに接続する)は、MRTの管轄なのにMRTカードが使えず、何故かラビットカードが使用できる。

運輸省あたりが間に入って、バンコクの発展のために、共に手を握ることはできないものなのだろうか?


チュラ大 Intensive Thai Level 1

2024-01-25 00:28:41 | ロングステイ

チュラロンコーン大学のタイ語集中講座に通いだして16日が過ぎ、テキストの半分が終了した。レベル1の様子を取り上げたウェブページや動画は殆ど見当たらないので、ここで紹介したいと思う。

1. 今回、レベル1には午前と午後の2クラスがあって、私は9時〜12時の午前クラス。1日3時間(10分の休み時間2回を含む)の授業が30日間あり、別途、タイの文化に触れるための日帰り旅行やキャンパスツアーが10時間分組まれている。合計100時間で、受講費用は29,500バーツ(=12万3千円)。

2. 1クラスの定員は15人。私のクラスは11人で、日本6、台湾1、香港1、中国1、USA1、イタリア1の構成。男女比は7:4。タッチの差で私が最年長と判明した。クラスメイトに受講の動機を尋ねてみると、タイ語を修得してジョブホップを目指している人が多い。

3. 4名の先生が日替りで授業をする。それぞれに個性的で、教え方も教材の使い方も異なるが、熱意に溢れ、博識であることは共通しており、尊敬に値する先生方である。Intensiveだけに皆さんよく喋るが、Very good! Thank you.等の褒め言葉を連発して、生徒をのせるのがとても上手。

4.レッスン1から24まであり、1日1レッスン。6レッスン毎に15点満点の理解度テストがある。内容は、筆記(単語の穴埋め、並び替えによる文章作成など)、発音、そして面談。前日に模擬問題が配布され、試験当日の直前に答え合わせをするので、真面目にやっていれば、ある程度の得点は取れる。この4回の理解度テストに加えて、最終試験(40点満点)があり、合計が60点以上で合格となる。

5. 授業は英語と発音記号(タイ文字はレベル2から登場する)で行われるが、進むに連れて解説がタイ語混じりとなる。英語のヒアリングができないと、ちょっと苦しい。また、新しい単語が毎日40-50個でてくるので、記憶力の衰えた身にはかなり辛い。事前に少しでもタイ語を齧っている人はクラスの1/3程度でしかなく、白紙の状態で始めた人でも、それなりの勉強時間を確保できれば、履修可能である。

6. 強制ではないが、レッスン毎に宿題(プリント1枚)が出る。授業だけで身につくほど甘くはないので、復習と予習は必須であり、私の場合、授業と合わせて1日6-8時間はタイ語漬けになっています。大学の中央図書館と文学部の図書館が使えるので、昼食後に居残り勉強ができ、大変ありがたい。

こんなに勉強しているのは本当に久しぶり。振り返ってみると、実に大学受験以来であった(苦笑)。


お世話になりますm(_ _)m 学生食堂

2024-01-19 06:30:00 | ロングステイ

チュラ大には主要な学部ごとに学生食堂(フードコート)があり、覇を競っている。校内マップをチェックすると、その数実に15カ所。これに加えて、AmazonやInthaninなどのカフェが入っているし、曜日によっては屋台も並ぶ賑わいを見せる。

タイ語集中講座をサポートしてくれる学生さんに聞くと、アイスクリームならエンジニアリング学部、ポリティカルサイエンス学部には日本のカツカレーを出す店があるなどと、詳しく教えてくれる。きっと仲間内での情報交換に余念がないのだろう。そして、惣菜+ご飯(カオゲーン、通称ぶっかけ飯)ならば、我らが文学部なのだそうだ。

文学部の学生食堂は500人余りを収容できるほど大きいが、誰でも利用可能なので、お昼どきともなると、学生、職員、業者、外来者等で満員。12時〜12時半を外せば、隣の席に荷物を置いてゆっくり食事をすることが可能になる。

ここには9つの店舗が入っていて、カオゲーン、カオマンガイ、イスラム系料理、麺類、スイーツ、サンドイッチ・パンなど、個性的な棲み分けがなされている。お客は好きな店の前に並んで料理を注文し、順に受け取って代金を支払う。しばらく眺めていると、どの店が人気なのか見えてくるから面白い。支払いは現金でもいいが、学生達はスマホ片手にQRコードで支払うことが多いようだ。

私は、登校した日の朝とお昼の2食をお世話になっている。タイ語が上手く通じなくても、料理やメニューを指差しすれば、注文は問題ない。流石に味は街中の専門店には負けるが、かと言って不味い訳ではない。特筆すべきはお値段であり、1食が33〜45バーツ(137〜188円)と、財布に優しいことである。ここで節約した分が、晩酌のビールに化けている訳だ。

この学生食堂は、朝の6時から夕方の6時まで営業しているので、もしかすると3食全てをここで賄っている猛者がいるかも知れない。さて、今日のランチは何にしよう?


タイ語の勉強を始めました

2024-01-15 05:57:30 | ロングステイ

タイでのゴルフに嵌って、幾度となく通ったので、ゴルフ場や食事処、マッサージ店等での意思疎通には困らないが、ロングステイを機に本格的にタイ語を勉強することにした。タイは好きなだけでなく、肌が合う国であり、長くお世話になるからには、変なクセのついた我流タイ語ではなく、綺麗なタイ語を正しい発音で話せるようになりたい、と考えたのが動機である。将来的にはタイ文字の読み書きもできるようになりたいが、初心者としてはまずは会話からであり、発音、語彙、文法の力を総合的に上げることが最優先であろう。

調べてみると、バンコクにはそこそこの数のタイ語学校が見つかった。色々と比較した結果、どうせやるなら厳しい環境に身を置いて徹底的に、ということで選んだのが、チュラロンコーン大学文学部CTFL(Center of Thai as Foreign Langurage)の外国人向けタイ語集中講座"Intensive Thai Program"である。授業料は29,500バーツ(=12万3千円)かかるが、1時間あたり295バーツと考えると、そんなに高くはないと思う。私が魅力と考えたことを以下に記すが、逆に言えば、英語が苦手な人や勉強時間を確保できない人には不向きな講座である。

1. 平日1日3時間✖️30日=90時間の授業が集中して行われる。

2. 別途10時間の課外授業があり、タイの歴史や文化にも触れることができる。

3. 1クラス10名ちょっとの少人数制である。

4. レベル1から9まであり、好きなだけ勉強できる。

5. 授業は英語とタイ語で行われ、日本語を耳にしなくて済む。

6. 図書館が利用でき、居残り勉強が可能。

7. キャンパスライフが楽しめる。

さて、1月3日から授業が始まったのであるが、先生はよく喋る、進み方は早い、1日に40-50個の新しい単語が出てくる等、余りにもIntensive過ぎて、初日から横っ面を張り飛ばされた感があり、気合いを入れ直した次第。タイ語の知識がゼロの白紙状態の人では、レベル1でもかなり厳しいかと思う。

今週は、授業、復習、宿題に予習と、1日6時間はタイ語漬けになっていて、望んだこととは言え、正直音をあげる寸前である。ひと月後を信じて頑張りたい。クラスの様子やキャンパスライフは、おいおい紹介しようと思う。

 

 

 

 

 


BTSをやめてバス通学にしました

2024-01-13 06:04:41 | ロングステイ

旅行者とロングステイヤーの違いの一つは、お金の使い方であろう。私自身、旅行でタイに来ていた時は、時間、利便性、美味しい食事、娯楽といったものを、お金で買っていたように思う。細かな出費を気にすることもなく、予算を多少オーバーしても、それによって得られるものの方を優先していた。ところが、いざロングステイを始めてみると、予算を守ることも大切にするようになった。潤沢な資金がある訳ではないので、あれもこれもと欲張っていると、生活が立ち行かなくなるのである。腰を据えてタイ語を勉強したり、タイの文化に接したりしようとしているのに、ショートステイになってしまっては、元も子もない。であるからして、生活費の解析と見直しは、ロングステイヤーにとって、多かれ少なかれ必要なことである。無駄な出費を抑え、やりたいことに集中して投下することで、満足度の高い充実した日々を送りたいと思う。

私の場合、住居関連費用やタイ語の授業料を除いた日々の出費を、一日500バーツまでと決めている。1万円=2,400バーツとして、ざっくり2000円/日であり、1か月では15,000バーツ(62,500円)となる。一方で、バーツ表示に0を一つ付けると、ほぼ日本での金銭感覚になる。屋台のカオマンガイ一皿50バーツが500円相当、タイマッサージが1時間300バーツで3,000円相当といった感じで、500バーツは5千円の価値になる。

そう見ると、私の場合、交通費が大変なことになると気がついた。バンコクの中心部から少し離れたところに居を構えたので、最初は通学に渋滞知らずのBTS(高架鉄道)を利用していたのだが、これが片道62バーツかかる。日本のように、大幅割引してくれる学割定期券などという有難いものはないので、毎日124バーツ、予算の25%が無条件で消えてしまう。東京の地下鉄に比べたら、実はBTSは遥かに割り高な乗り物なのだ。旅行で来ていた時は、当時140バーツの一日乗車券を買って、安いと思って利用していたが、124バーツ✖️22日=2,728バーツ/月となると、かなり惜しい。

そこで、思い立ってバス通学にトライしてみることにした。時間だけは有り余っているので、渋滞は許容範囲である。問題は、行き先のタイ語が読めない、読めてもそれがどこにあるのかわからないチャレンジングな状況だが、「VIA BUS」というアプリを発見し、バスの番号で乗るべきバスかどうか判断できるようになったことで、ハードルが大きく下がった。ちなみにこのアプリは、バス停で待っているタイ人の大半が持っていて、行き先を入力すると瞬時に番号を提示するだけでなく、待っているバスが今どこにいるのかさえも教えてくれるスグレモノである。

結果、所要時間はBTSの25分に対し、バスは1時間前後と2倍以上となったが、運賃は片道20バーツに下がったのである。つまり、バスを利用すれば、往復の差額で朝食と昼食が自動的に付いてくることになり、これはとても嬉しい。乗車するとすぐに車掌さんが来るので、行き先を告げてお金を渡せば支払いは終了。混んではいるが、車内はエアコンが効いていて快適、あとは目的地が近づいてきたら、ブザーを押して知らせるだけ。旅行者にはお勧めしないが、ロングステイヤーには一考の価値ありと思う。