アメコミとラーメン

Anna伯母さんの台詞に裏の意味がある、Amazing SPIDER-MAN 940(46)号



大好きなアーティストMarcos Martinが描いたAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 940(46)号の表紙を添付した。悪くはない。残念ながら今回のデザインはそれ程ワクワクしなかったが。

ASM 940(46)号の筋書をZeb Wells 、今月も画をゲストCarmen Carneroが担当。前半のDr. Octopusを筆頭とするSinister Six(除くSandman)の会議シーンは非常に丁寧に描かれていて好感が持てた。彼女はアクションより落ち着いたシーンの方が得意だね。

手短に粗筋を紹介。投降したSandmanを精神疾患の犯罪者達が収容されているRavencroftから脱獄させるため、Sinister Sixの一員Electroが立候補。そこにはMary Jane (“MJ”)の伯母Annaも収監されている。MJ(ヒーロー名JACKPOT)とSPIDER-MANはElectroを阻止できるか。

いつものように気に入ったシーンや台詞を紹介。Ravencroftからの帰り道にPeterが弁護士Michelleに出会い、デートをすっぽかしたと怒られるシーン。これ誰かの罠なのか。JACKPOTのコスチュームを来ているMJに全てを見られバツが悪いのは面白いが。残念ながら謎解きはこの号ではなされない。

Electroの登場の予兆として、Annaの髪の毛が帯電して逆立つコマは好き。

絶縁体機能が備わったクモ糸を使いElectroをぐるぐる巻きにしたものの、いとも簡単に脱出したElectroに対するSPIDER-MANの台詞。”That’s embarrassing.”この台詞はちょっと恥ずかしい時に使われる常套句。それと同時になんというか余裕を感じさせるんだよね。Electroの対応は科学者でもあるDr. Octopusの入れ知恵であることも見逃せない。Sinister Sixが手強いのは、チームワークがしっかりしている時だからね。

結局Electroを捕まえることに協力したAnna伯母さんはRavencroftから出獄することができるのだが、彼女の台詞が上手い。”I hope it (Ravencroftから持って帰った鉢植え) didn’t fall off the ledge . It could really hurt someone.” 鉢植えは投降したSandmanと共に育てたもの。彼が再び一線を越えSandmanとなり人を傷つけるという裏の意味がこの台詞に隠されている。この鉢植えにSandmanの悪の心が入った砂が入っていたのかな?

どうもモヤモヤしている点。MJがスーパーヒーローになっていること。女性がスーパーヒーローになっていることが気に入らないのではなく、そういう不思議な力を彼女が持たずとも彼女は勇敢な女性だから。もうそんな使われ方をするぐらいだったら、MJを使わない方がまだまし。Marvelのあざとさを感じる。

なお、前回Hippoを女性と書いてしまったが、正しくは女性。ごめんなさい。(前回の記事は訂正しています。)
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