今週は、Amazing SPIDER-MAN("ASM”)。667号と668号について。
667号からいよいよ、今年のSPIDER-MANのイベント、Spider Islandの始まり。そうか先月の666号は、まだ前奏だったらしい。添付画像は667号のものを採用した。668号のJackalの表紙が気に食わないので、消去法によりこちらを採用した。正直こちらも、あまりぱっとしない出来。本編も描いているHumberto Ramosの作品。筋書きは、Dan Slottが担当。
一方話の方は、どんな感じかと言うと・・・。古くからのSPIDER-MAN の敵役Jackal がニューヨーク市内に病原菌を撒いた結果、多くの市民にSPIDER-MAN の力が備わってしまった。それを利用して、Jackalは騒ぎを起こそうとする。
結構全体的に話が面白い。気にいったことを以下に書いていこう。まずは、SPIDER-MANの力を持った悪人共はSPIDER-MANのコスチュームを着て暴れ回る。ヒーロー集団のAVENGERSが悪人と勘違いして本家SPIDER-MANを叩きのめしちゃうところは良いね。
暴動を起こしているやつらの一人と勘違いされるので、SPIDER-MANとして活躍できないPeter Parkerは、テレビを通じて善良な市民に共に戦おうと促すシーンも好きだな。一致団結して闘おうと語りかけるところは、アメリカらしい。
それから、668号の最後の方でのFANTASTIC FOURのReed RichardsとPeterの会話も気が利いていて好き。Peterの勤務先の研究所では、正体が謎の科学者No.6が存在する。彼女だか、彼だかと話し合った後のReedにPeterはどんな奴かを聞く。正体を隠している人の秘密を守ることは得意だとReedはPeterに答える。これ、Peterの秘密をちゃんと守っているでしょうと示唆しているんだよね。それにしても、この謎の科学者No.6、昔のテレビシリーズPrisoner No.6へのHomageかな。(残念ながらそのテレビシリーズを観たことがないので、確信はなし。)
Peterの今カノCarlie Cooperの警察官としての勘働きも良いかな。Peterがぼーっとしている間に、今回の黒幕がJackalだって仮説を立てもちゃうんだから。SPIDER-MAN の力を持ったCarlieに対して、Peterがでんぷん質のものを食べたほうが良いって助言して、墓穴を掘っている。勘の鋭いCarlieがPeterの正体を突き止めるのも時間の問題だね。
社団法人農林水産技術情報協会のサイトによれば、蜘蛛糸の主成分はたんぱく質。何故でんぷん??
もう一つ、あまり気にいらないところ。SPIDER-MANの力を手に入れた悪人共がそれを生まれた時から使っていたかのように使いこなしているところ。映画SPIDER-MANだって、最初はその力を使うのに練習していた。最近のX-MENでも同じよう展開があったけど、やはり、スーパーヒーローとしての業は、訓練しなければ使いこなせないはず。説得力に欠けるかな。
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